せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

新緑の長田を歩いて(前編)

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梅雨入り間近のこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

高速長田駅

今回訪ねたのは神戸高速線の高速長田駅です。

長田神社の鳥居

高速長田駅のすぐそばには長田神社の参道が伸びています。高速長田駅から長田神社へは商店街の中の西参道を通り抜ける方が多いのですが、本来の参道は真南に伸びるこちら側です。

宮川橋

住宅や商店が建ち並ぶ参道を歩くと、宮川とも呼ばれる苅藻川に架かる宮川橋に差し掛かりました。橋の向こうには長田神社の森が広がっています。

神戸市内では生田神社、湊川神社と並ぶ長田神社の歴史は非常に古く、始まりは神功皇后摂政元年(201年)2月にさかのぼるとされています。伝説では神功皇后が三韓征伐の帰途に駒ヶ林付近にあったとされる武庫の水門付近で船が進まなくなり、事代主神から自分を長田に祀るようにとお告げがあったことが始まりとされています。ちなみに、生田神社の創建の伝説もほぼ同じような内容で、生田神社の創建時期も同じ頃とされています。実際のところはわかりませんが、神戸を代表する古社には違いありません。

長田神社の境内

宮川橋を渡り、境内に入ると朱塗りの柱が鮮やかな長田神社の拝殿が佇んでいました。

楠宮稲荷神社

本殿の裏手にあったのが楠宮稲荷神社です。こちらの神社の絵馬は珍しいアカエイが描かれたもの。こちらのご神木の楠にはアカエイが宿るという伝説があり、この神社は痔の治癒にご利益があるとされています。

由緒ある長田神社の裏手には長田の街並みが広がっています。
次回は長田神社から山手へと歩いてみたいと思います。

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