せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

飾磨街道と外堀川を歩いて(前編)

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寒さは続きますが、日差しに少しだけ春を感じるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

亀山駅

山陽電車に乗って着いたのは亀山駅です。

国際姉妹鉄道協定

台湾鉄路
宜蘭線に同じ漢字を使う亀山という駅があることから、山陽電車と台湾鉄路は国際姉妹鉄道協定を結んでいます。亀山駅にはそれに関するパネルがありました。海外へ行けるのはまだ少し先になりそうですが、早く自由に海外旅行ができる日が戻ってくることを祈っています。

亀山御坊本徳寺

駅からすぐの場所に佇んでいるのは亀山御坊こと亀山本徳寺です。

亀山本徳寺はもとは西飾磨~夢前川駅間の一帯にあった英賀城下の英賀御坊が始まりです。戦国時代の天正8(1580)年の秀吉の英賀城攻めに際してここ亀山に移転しました。江戸時代に入る直前の慶長7(1602)年に浄土真宗が東西に分裂した際にこの亀山御坊は西本願寺を総本山とする本願寺派に属することとなり、東本願寺を総本山とする大谷派は後に姫路城下に船場御坊こと姫路船場別院本徳寺を建立します。歴史の長い亀山本徳寺のほうが知られていますが、姫路には二つの本徳寺があるのです。

亀山本徳寺を眺める

亀山本徳寺を眺めてみました。境内では巨大な本堂が目立ちますが、私は城の櫓のようにも見える太鼓楼が好きです。江戸時代に建てられたものとされていますが、どこか城郭と一体になっていた英賀御坊の名残を感じさせるように思えます。

飾磨街道

本徳寺の参道に交わるように通るのは姫路城下と港町・飾磨を結んでいた飾磨街道です。

次回はもう少し亀山界隈を歩いてみたいと思います。

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