せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

薬の街・道修町を歩いて(前編)

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立冬を過ぎ、いよいよ冬の気配を感じるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

淀屋橋駅

緊急事態宣言解除後、久しぶりに遠出をして、大阪へやって来ました。
大阪梅田から御堂筋線に乗り換えて着いたのは淀屋橋駅です。
風格あるビルの一角に、趣ある「地下鉄」の表記があります。

御堂筋

駅前を通るのは御堂筋です。
南向き一方通行の大阪のメインストリートですね。街路樹のイチョウはもう少しすれば金色に染まることでしょう。

道修町

淀屋橋駅から南に少し歩いたところで東西の道に入ると、オフィスビルの建ち並ぶ御堂筋とは違った趣の景色が広がります。この辺りは道修町と呼ばれる一角です。

道修町は大阪・船場の町のひとつで、御堂筋を挟んで東西に広がっています。不思議な地名には諸説があるようで、はっきりとはわかっていませんが、オフィスと昔ながらの建物が並ぶ独特の景色が広がっています。この街は、江戸時代から「薬の街」として知られています。その名残で、今も多くの薬品会社が建ち並び、大手製薬会社もこの地に本社を構えているところがあります。

大阪薬科大学発祥の地

オフィスの建ち並ぶ一角に「大阪薬科大学発祥の地」の碑がありました。現在は大阪医科大学の薬学部となった大阪薬科大学の前身の「大阪道修薬学校」は、明治37(1904)年に日本初の薬学専門学校として、ここ道修町に開設されました。現在、キャンパスは高槻に移転していますが、今も学校があった場所には記念碑が残されています。

感染症の流行で医療が注目されている今だから…というわけではありませんが、次回ももう少し道修町を歩いてみたいと思います。

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