せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

相生湾の奥の街・那波を訪ねて(前編)

投稿日:



彼岸を迎え、暑さも和らいできたころ、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

西相生駅

山陽姫路駅から乗り換えて着いたのは西相生駅です。

相生湾

西相生駅から歩くと、相生湾が広がります。
播磨灘から深く入り込んだ湾は牡蠣などの養殖が盛んなだけでなく、周辺には工場も建ち並んでいて、漁業と重工業の街の雰囲気です。

白龍城

相生湾のほとり、那波という地区に入ると中華風の建物がありました。こちらは「道の駅海の駅あいおい白龍城(ぺーろんじょう)」です。

白龍(ペーロン)は龍船(白龍)を競漕する祭りで、もとは中国のものでした。日本に伝わったのは江戸時代の1655年と言われ、長崎を訪れた中国船が強風で出航できなくなった際、海神を慰めるために龍船の競漕を催したのが始まりとされ、その後、長崎の祭りとなりました。ここ相生に伝わったのは大正時代とされ、長崎出身の造船所従業員たちが故郷を懐かしんで催すようになったそうです。この施設はその白龍にちなんだデザインの施設です。

相生湾を眺める

賑わう白龍城の裏手からは相生湾を眺めることができました。

相生湾の海の景色に彩られた街・那波をもう少し歩いてみたいと思います。

ランキングに参加しています。
お出かけ前にクリックをお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ にほんブログ村