せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

五百羅漢が見守る宿場町・北条を歩いて(前編)

投稿日:



夏の盛りだというのに雨の続くこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

北条町駅

神戸電鉄粟生線の粟生から北条鉄道に乗り換えて、終点の北条町に着きました。
駅前は加西市の中心の北条地区で、商業施設や商店が建ち並び、賑やかな雰囲気です。

北条町

北条町駅の周辺は真新しい建物が建ち並び市街地の雰囲気ですが、少し歩くと小さな商店や民家が建ち並ぶ昔ながらの雰囲気が広がります。この辺りは加西市に合併される前の北条町の中心で、明治22(1889)年の町村制施行の時、周辺が「村」だったにも関わらず北条町として発足していました。

北条の宿

歩いていくと趣のある街並みが続きます。

播磨平野にある北条は古くから栄えた街でした。近世には京都と山陰を結ぶ南北の街道と東西の街道がこの地で交わり、宿場町として繁栄するとともに、市場が設けられて、人と物がまさに交通の要衝でした。今に残る街並みを眺めていると、当時の繁栄が今に伝わるようです。

大日堂

街中の交差点には趣のあるお堂が佇んでいました。

商家街

大日堂の周辺には「旧家の街並み」とされ、今も立派な建物が残されています。この北条に集まる物資の取引で、とても栄えたのでしょうね。

宿場町として栄えた北条ですが、これだけの町が形成されたのはそれだけではありません。
次回はもう少し北条の町を歩いてみたいと思います。

ランキングに参加しています。
お出かけ前にクリックをお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。