せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

初夏の魚住を訪ねて(前編)

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風薫る頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

山陽魚住駅

山陽電車で着いたのは明石市の西部に位置する山陽魚住駅です。

茨木酒造

山陽魚住駅から西へ歩くと、立派な酒蔵が現れました。こちらは「來楽」というお酒を造っている茨木酒造という酒蔵です。

明石市の大久保から魚住にかけての地域には多数の酒蔵があり、「西灘」と呼ばれていました。その始まりは江戸時代の初めと言われています。延宝7(1679)年には、江井島の卜部八兵衛なる人物が酒造を行った記録が残されていて、少なくともそのころには酒造りが行われていたのではないでしょうか。水と米に恵まれたこの地域では多くの酒蔵が生まれ、最盛期には60軒もの酒蔵があったと言われていて、今も6軒の酒蔵が酒造りを続けています。

來楽

こちらではオンラインショップでお酒の販売をされています。
外でお酒を楽しむのが難しい状況が続きますが、自宅でも西灘のお酒を楽しむことができるのは嬉しいですね。

魚住の景色

茨木酒造を出ると、田んぼの景色が広がります。
田植えを前に田おこしが行われた田んぼからは土のにおいがします。

瀬戸川

程なく、瀬戸川に差し掛かりました。河口の向こうには、初夏の日差しを浴びて輝く播磨灘が広がっています。

播磨灘沿いに穏やかな街並みが広がる魚住、次回はもう少し歩いてみたいと思います。
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