せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

祭と塩田・白浜を歩いて(前編)

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季節が秋になっていくのを感じるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

白浜の宮駅

山陽電車で着いたのは白浜の宮駅です。

白浜の宮駅を眺める

白浜の宮駅はバリアフリー化が完了していて、立派なエレベータと歩道橋が設けらています。

白浜の石棺仏

駅から歩いてすぐの住宅の合間に小さなお堂がありました。こちらは「白浜の石棺仏」です。家型石棺の蓋に地蔵立像が彫られたもので、南北朝時代の末の明徳3(1392)年の建立とされていて、「明徳地蔵」とも呼ばれています。

八正寺

駅から程なくの場所に寺院がありました。こちらは八正寺です。
寺の前の大きな銀杏の木が印象的ですね。

松原八幡神社

八正寺から浜側に回ると朱塗りの大きな鳥居がありました。こちらは松原八幡神社です。

松原八幡神社は天平宝字7(763)年の建立とされる古社です。この年に隣の妻鹿村の漁師が「八幡」と書かれた木札を海中から引き揚げ、妻鹿村と松原村の間の宮山に祀ったことが起源とされています。後に豊前国の宇佐神宮からの勧請でここ松原村に八幡神社が建立されました。ちなみに、宮山には松原八幡神社の元宮の神社があり、松原八幡神社の御旅所もこちらにあります。

松原八幡神社の境内

松原八幡神社といえば秋の「灘のけんか祭」ですね。祭の際には賑わう境内ですが、今は静かな古社らしい雰囲気でした。また、今年は新型コロナウィルスの影響で屋台練り・神輿合わせの中止が決まっています。

白浜の宮と言えば松原八幡神社!
ですが、次回はもう少し、街を歩いてみたいと思います。

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