せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

姫路・別所を歩いて(前編)

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松の内も明け、お正月気分も薄れてきたこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

ひめじ別所駅

今回のスタートはひめじ別所駅
平成17(2005)年に開業した新しい駅です。山陽電車の最寄は的形になるのでしょうが、的形からは遠く内陸にあります。

ひめじ別所駅前

新しい町らしく、駅前は新しい建物や駐車場が目立つ街並みが広がっています。

別所構居跡

街並みの中にお堂がありました。こちらは別所構居跡です。

別所構居は中世の居館で、御着小寺氏の家臣であった大塩半左衛門なる人物築いたものと言われています。いつ頃築かれたのかはわかっていないようですが、天正7(1579)年の秀吉の播磨平定で御着城が落城した頃に落城したと言われています。その範囲はこの辺りから西に広がっていたそうですが、中世に落城し、しかも、城郭よりも規模の小さい居館であったため現在、見える範囲では痕跡はありません。跡地の一部には後にお堂が建てられていますが、先ほど歩いてきたように、現在は真新しい町が広がっています。

お堂を眺める

交差点からお堂を眺めてみました。中世には今の静かな街並みとは全く違う景色が広がっていたのですね。

中世の居館の跡に平成の町が広がる別所。
次回、もう少し歩いてみたいと思います。

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