せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

世界文化遺産!古市古墳群を歩いて(中編)

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こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
前回に続いて、古市古墳群を歩いてみたいと思います。

辛國神社

葛井寺の近くにあったのが辛國神社です。5世紀の創建と伝わる古社で、物部氏の氏神を祀ったのが始まりとされています。葛井寺とともに、この地域が古代の豪族たちの拠点だったことを感じることができますね。

岡ミサンザイ古墳

辛國神社から住宅地を歩いていくことにします。家並みの合間にこんもりとした緑が見えてきました。こちらは岡ミサンザイ古墳です。墳丘の長さは245mにもなる巨大な前方後円墳です。

拝礼所より

周濠を回り込み、前方部にある拝礼所から古墳を眺めてみました。
第14代仲哀天皇の陵墓とされていて、現在は宮内庁の管理にありますが、被葬者については諸説があり、雄略天皇の陵墓であるとの説もあるそうです。

世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」を構成する古市古墳群は羽曳野市と藤井寺市に跨る古墳群です。古墳の多くは古墳時代中期から後期の5~6世紀に造営されたもので、最大の誉田御廟山古墳をはじめ23基もの古墳が世界文化遺産に登録されているほか、数多くの古墳が点在しています。

誉田御廟山古墳

岡ミサンザイ古墳からしばらく住宅地の中を歩くと、誉田御廟山古墳がありました。応神天皇の陵墓とされるこの古墳は墳丘の長さが425mにもなり、古市古墳群では最大の古墳です。日本でも百舌鳥古墳群の大仙陵古墳に次ぐ第2位の大きさで、山陽電車沿線の五色塚古墳と比べると倍以上の大きさになる巨大な前方後円墳です。

誉田御廟山古墳を眺める

拝礼所から誉田御廟山古墳を眺めてみますが、大きすぎてよくわからない…。周囲を中提に囲まれた誉田御廟山古墳を地上から眺められる場所は少なく、それがより一層神秘的な雰囲気を高めているような気がします。

最大の誉田御廟山古墳を訪ねてみましたが、古市古墳群はまだまだ広がっています。次回も古市古墳群を歩いてみたいと思います。

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