せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

築城400年・明石城を歩いて(前編)

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春が深まり、令和への改元が迫ってきたこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

明石公園

今回訪れたのは山陽明石駅の目の前に広がる明石公園です。
訪れた時は桜の花がまだ咲いていて、多くの方で賑わっていました。

築城400年

明石公園の入り口にはこんな看板が。
今年は明石城が江戸時代の元和5(1619)年に築城されてから400年の節目の年で、各種イベントが予定されているようです。

明石城

多くの人で賑わう明石公園に入ると、目の前には左右の櫓と立派な石垣がそびえます。以前は生い茂った木々で隠れていた石垣ですが、築城400年を迎えるにあたって樹木の伐採が行われ、美しい石垣が遠くからもよく見えるようになりました。

明石城は先述のように江戸時代の初めに当時の明石藩主・小笠原忠真によって築かれた城です。平野に築かれた平城のようにも見えますが、実は、西神からの丘陵地帯の西端にあたる人丸山に築かれた平山城です。西国への交通の要衝であった明石海峡と山陽道を抑える重要な立地である一方で、大坂の陣が終わってから築かれた城であるためか、築城には廃城となった城の資材が使われるなど、エコな印象の城です。

明石城の石垣を眺める

樹木が伐採されて露わになった明石城の石垣を見上げてみます。この辺りは木々が鬱蒼と茂っていて昼でも薄暗いくらいだったのですが、すっかり明るくなってしまいました。あの木々がすべて切られてしまったのかと思うと少し寂しい気分になってしまうのですが、今まで見られなかった石垣をこうして眺められるのは新鮮ですね。

桜と櫓

城への上り道の途中から櫓を眺めてみました。
桜の花と白い壁が眩しい櫓のコラボレーションも新しい景色ですね。

次回も築城400年を迎えた明石城を歩いてみたいと思います。

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