せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

中崎を訪ねて(後編)

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こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
前回に続いて、明石の中崎界隈を歩いてみたいと思います。

明石港

土手のようになった中崎遊園地を下りて明石港の畔に出ました。たくさんの漁船が集まっている光景はまさに漁港という雰囲気。

浜光明寺

港の畔にあったのは光明寺という寺院です。海辺にあることから通称「浜光明寺」と呼ばれているとのこと。ここは観光道路のすぐ浜側にあたり、有名な明石焼きのお店も近いのですが、このお寺はあまり目立たない存在です。

浜光明寺の境内

立派な山門は通り抜けられないので門の横から境内に入ると、明石の街中とは思えないような静かな雰囲気です。

浜光明寺の歴史は古く、鎌倉時代にさかのぼると言われています。創建当時は三木にあったものが、江戸時代に入った元和3(1617)年、三木を領有した明石藩の藩主・小笠原忠真によってこの地に移されたとのことです。古くから明石藩の黒印地として所領の安堵をなされてきました。明治維新後は戊辰戦争で降伏し、明石藩預かりとなった新撰組のうちの6人がここ浜光明寺に預けられたそうです。

浜光明寺裏の街並み

浜光明寺の山側には小さな屋台のような飲食店が建ち並んでいます。昔からこんな雰囲気だったのでしょうか。大きなお寺の横にこんなお店があるのは味わいがあります。

魚の棚

浜光明寺から魚の棚はすぐそば。
賑やかな街中に浜光明寺のような歴史あるスポットがあるのも明石の魅力ですね。のんびり明石の街で買い物をしてから帰途に就くことにしました。

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