せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

修験の山・布引山を歩いて(中編)

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こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
前回に続いて、布引を歩いてみたいと思います。

石段を上る

新幹線の陸橋を渡るとわりと急な石段に差し掛かりました。

熊内八幡神社

石段を上ると神社の境内に出ました。こちらは熊内八幡神社。前回訪ねた瀧勝寺の鎮守として創建された神社です。

「熊内」というと何だか不思議な地名ですが、この由来には諸説があるようです。生田神社の神内(くまうち=神領)であったとか、供米地(くまいち)であったとかいう説や、山の隈であったという説などがあるようですが、はっきりとしていません。

熊内八幡神社からの眺め

境内からは神戸の街並みを見下ろすことができました。今年もいろいろな場所から神戸を見下ろしてきましたが、ここからの眺めもなかなかのものです。

馬止

熊内八幡神社の裏から苧川という生田川の支流に沿って歩くことにしました。地図を見るとこの辺りの地名は「馬止」とのこと。確かに、ここから先は馬も通れなさそうな急坂が続いています。何だか新幹線の駅から数分とは思えないような山間の景色です。

徳光院東門

坂道を上っていくと急に寺院の門が現れました。こちらは徳光院という禅宗寺院の門です。日が傾いてきたせいか、何だかミステリアスな雰囲気です。

この徳光院、現在は山の中に佇む静かなお寺ですが、実は神戸の町に大きく影響を与えた寺院…だったのかもしれません。年明けの次回は徳光院と神戸の町に迫ってみたいと思います。

今年も「せっつ・はりま歴史さんぽ」をご覧いただき、ありがとうございました。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

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