せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

滝の茶屋を歩く(前編)

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秋も深まってきたこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

滝の茶屋駅

復刻塗装の3000号で到着したのは山陽電車の滝の茶屋駅。

ホームから

滝の茶屋駅は海を見下ろすことができる駅として知られていて、下りホームからは大阪湾を見下ろすことができます。訪問時はあいにくの天気でしたが、淡路島を眺めることができました。

山陽電車を眺めながら

山陽電車と海を眺めながら歩いて行くことにします。ちなみに、この辺りの地名は垂水区城が山で、滝の茶屋という地名ではありません。では、駅名の滝の茶屋とは一体…?

滝の名残

駅の西側に草木に覆われた水路がありました。水路に架かる橋には「白滝川」の名前が刻まれています。

現在でも山陽電車の線路の海側は切り立った崖ですが、かつてはこの崖の下は海で、川の水が滝となって直接海へ流れ込んでいたそうです。その滝のそばには茶店があり、旧山陽道を通る旅人の憩いの場所となっていたとのこと。現在ではコンクリートで固められた水路となり、山陽電車とJRの線路に囲まれていて、滝の雰囲気は失われてしまっています。しかし、かつてこの地に滝と茶店があったことは駅の名前で残っています。そういえば、「垂水」も「垂れる水」、つまり、この界隈の滝を地名の由来としているようですから、共通のルーツを持つと言えましょか。

滝の茶屋のルーツを訪ねたところで、次回は滝の茶屋の山側を巡ってみたいと思います。

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