せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

異人館の街・北野地区を歩く(中編)

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こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
前回に続いて北野地区を歩いてみます。

雨の坂道

横道の急な坂道を歩いてみることにしました。アスファルトが雨に濡れて何だか情緒があります。

坂の途中の異人館

坂道の途中に異人館がありました。家や柵は洋風ですが門だけ和風で、何だか不思議な雰囲気です。こちらは結婚式場になっているようで訪れた際も結婚式の最中のようでした。

神戸市街を見下ろす

坂道を登りつめると神戸市街を見下ろすことができました。晴れていればよかったのですが、雨でも神戸の市街の広がりを感じることができます。

異人館で知られる北野地区ですが、今のような街並みになったのは幕末から明治にかけての頃から。幕末に開港地に選ばれた神戸では他の開港地と同じく外国人居留地が設けられました。しかし、以前にも説明しましたが、外国人居留地の造成工事は遅れ、江戸幕府から事業を引き継いだ明治政府は暫定措置として西は宇治川、北は山麓までを雑居地として定め、日本人の住むエリアにも外国人の居住を認めました。北野地区はその雑居地の一つで、戦災や開発を免れたために当時の建築が多く残されていて、神戸を代表する観光地となっています。

六芒星の石

道端に六芒星の描かれた石を見つけました。
この石の由来は不明ですが、六芒星といえばユダヤ教。ユダヤ系の方が住んでいたのかもしれません。

次回は坂道を降りて引き続き異人館街を歩いてみたいと思います。

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