せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

旧山陽道の街並み・大蔵谷を歩いて(前編)

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梅雨明け間近と思ったら、何やら台風が近づいていますが、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

人丸前駅

今回訪れたのは山陽電車の人丸前駅
何だか、先日も訪れたばかりなので、あまり新鮮な気がしません。

休天神社

人丸前駅から国道2号線を歩いてたどり着いたのが休天神社(やすみてんじんじゃ)。近くのバス停の名前にもなっていて、大きな神社なのか?と思ったのですが、小ぢんまりとした静かな神社でした。簡単に読めそうで何だか読みにくい名称にはもちろん由来があります。

休天神社はその名の通り菅原道真を祭る天満宮です。その由緒はというと、延喜元(901)年、京都で左遷されて九州の太宰府に流されることになった菅原道真が九州への道中にこの地を訪れました。このとき、山陽道に設けられた明石駅家の駅長は道真の顔見知りで、道真をもてなしたと言います。その駅家の跡地は今の太寺付近にあったとされ、現在は石碑が築かれています…って、そういえば、以前、太寺を訪ねた際に訪れていますね(詳しくはこちらへ)。

休天神社の境内

神社の境内に入ると、国道を走る車の騒音が少し遠ざかったような気がしました。

太宰府に流されて程なく延喜3(903)年、道真は亡くなりました。その報を伝え聞いた駅長が道真を祭る祠を築いたのがこの休天神社の始まりとされています。変わった名前は境内に道真が座って休んだ石があるからとのこと。

稲爪神社

休天神社から国道を渡ると現れたのが鬱蒼とした森。
こちらは稲爪神社の森です。これまた変わった名前の神社ですが、境内は地域のお祭りをやっているようで賑やかな雰囲気です。なかなか入るのには勇気がいりますが、ちょこっとお邪魔させてもらいましょう。

次回は稲爪神社から旧山陽道を巡ってみたいと思います。

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