せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

姫路城のお堀を歩いて(東部後編)

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こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
「姫路ウィーク」は来週23日までですね。
何だかお堀を歩いてばかりだったような気がしますが、気にせず、堀から姫路城を見ていきたいと思います。

久長門跡

堀に沿って城跡に建つ学校の裏手を歩いていくと、堀に架かる橋が見えてきました。
この位置には久長門という城門があったそうです。
橋の下を水が勢いよく流れていました。
淀んでいるように見えるお堀の水ですが、数日をかけてゆっくりと循環しているそうです。
中堀はこの先も続いていますが、ちょっと気分を変えて城内に入ってみることにします。

天守閣を真横から眺める

動物園の脇を過ぎ、城内へ。内堀に架かる仮設橋の向こうには真っ白な天守閣がそびえていました。
真横から眺めた天守閣はやはり真っ白です。

内堀を見下ろす

城内に張り巡らされた内堀は他の堀と違って埋め立てられることなくほぼ原形のまま残っています。姫路城は姫山という天然の山に築かれた城なので、所によっては内堀がこんな渓谷のように深く切り込んでいるところも。

大手門へ

城内を通り抜けて再び大手門の前に戻ってきました。
ちょうど、内堀を観光用の舟が通っていきます。
白い天守閣をバックに舟がゆっくりと横切っていく景色は、何だか、浮世絵のワンシーンのようですね。

外堀

大手門に戻ってきて、さて帰るかと言いたくなりますが、最後に見ておきたいのが外堀。西部編で説明したように、姫路城の外堀は西の船場川と東の外堀川がその役目を担っていました。
その外堀川はというと、現在も、お城の東の住宅地の中をゆったりと流れています。
コンクリートの護岸で固められ、江戸時代とはかなり違った姿になっているようですが、住宅地の中を人知れず流れる外堀川にこそ、堀の魅力があるのかもしれません。

彼岸花

外堀川の畔には彼岸花が咲き始めていました。

四回に渡って姫路城のお堀を巡ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
大手前から眺めた姫路城とはまた違った姿が見えてきませんか??
これから秋の気候の良い季節です。あなただけの姫路城を探しに歩いてみてはいかがでしょうか。

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