こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
引き続き、「ひめじの官兵衛1dayパス」(こちら)を使って旅をしていきたいと思います。
(前回までの記事はこちら(壱)(弐) (参))
御着へ
姫路城から姫路駅に戻り、JRで御着へ。
JRは「ひめじの官兵衛1dayパス」の対象外ですが、姫路と御着はわずか一駅。うまく組み合わせると、官兵衛ゆかりの史跡をお得に効率的に周遊することができます。
御着城跡公園
御着駅から徒歩10分ほどで御着城跡公園に到着しました。
御着城については以前の記事(こちら)で玄蕃允が紹介済みですが、大河ドラマ効果なのか、訪問者がかなり多い様子です。
旧山陽道
御着城跡公園からは南西へ歩いて行くことに。
古い街並みの中を真っすぐに道が伸びていくので、これは怪しいと思ったら、こんな案内がありました。思った通り、この道は旧山陽道のようです。 流石に街道が現役だった頃と風景は様変わりしていると思うのですが、古い民家と緩やかな曲線を描く道とがいかにも街道といった風情を醸し出しています。
姫路市埋蔵文化財センター
旧山陽道を外れて南に向かうと姫路市埋蔵文化財センターの巨大な建物が姿を現わしました。駅からは遠く、バスの本数も少ないという、なかなか不便なところにありますが、センターの周辺には見野古墳群を始めとする古代の史跡が多数あり、ある意味で好立地といえましょう。
「御着城跡 黒田官兵衛起つ」
姫路市埋蔵文化財センターでは4月13日まで冬季企画展「御着城跡 黒田官兵衛起つ」を開催中です。この企画展では、御着城跡の発掘調査で出土したものが展示されています。
個人的に特に興味深かったのが、土製の動物型玩具(埋蔵文化財センターのウェブサイトにも写真が掲載されています)です。中世のこうした玩具の実物をあまり見たことがなかったので、その繊細な造形に目を奪われてしまいました。なお、この玩具はまじない用で、お守りに使われていたようです。
こうした日用品からは人々の息遣いまで感じられるようで、文献などから読み取れるものとは違った当時の生活の側面が見えてきそうです。
ちなみに、姫路市埋蔵文化財センターの入館料は無料。
御着城跡公園で当時に思いを馳せた後には、少し足を延ばしてリアルな御着城に迫ってみてはいかがでしょうか。
再び御着駅
妻鹿から始まった「ひめじの官兵衛1dayパス」の旅はひとまずここ御着で終了です。
ここからは姫路に戻って姫路おでんを味わってもよし。体力があれば英賀(詳しくはこちら)へと足を延ばしてみてもいいかもしれません。
次は、ブログをご覧のみなさんそれぞれで「ひめじの官兵衛1dayパス」を使った旅を描いてみてください。
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