こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
前回に引き続き、大塩を歩いてみたいと思います。
大塩駅の北側には
山陽電車の大塩駅の北側には昔ながらの集落が広がっています。
集落には製塩業で栄えた家が少なくなく、細い路地に面して、立派なお屋敷が建ち並んでいるのが見えます。
明泉寺
集落の中でひときわ目立つのが、こちらの明泉寺という浄土真宗の寺院。
大塩地区最大と言われる寺院で、浄土真宗らしい大きな屋根をもった本堂がそびえています。
静かな境内
境内は整った雰囲気で、寺務所の周りの植え込みが何だかいい感じです。
こんなところからも、この地が製塩業で栄え、豊かな土地であったのだろうということが伺えます。
この寺院は、室町時代まで「大養寺」という天台宗の寺院だったそうなのですが、いつの頃からか浄土真宗に改宗し、江戸時代には寺の名前まで改めてしまいました。
播磨における一向宗の勢力拡大と何か関係がありそうですが、詳しいことはわかっていなようです。
西光寺
明泉寺からさらに集落の中を進むと、西光寺に着きました。
こちらは浄土宗の寺院で、室町時代の創建と伝えられます。
西光寺の鐘楼
こちらの寺院も庭園が整っていて、いい雰囲気です。
境内には立派な鐘楼もありました。こちらは江戸時代に作られたものだと言われています。
屋台蔵
西光寺から駅へ戻る道すがら、屋台蔵を見かけました。
こちらは大塩天満宮の秋祭りで使われる屋台を治めた屋台蔵で、中之丁のものです。
もうすぐ秋祭りの季節、大塩では14日・15日が秋祭りの期間です。
勇壮な獅子舞や屋台の練り合わせを眺めながら、製塩業で栄えたかつてのこの町の姿に思いを馳せてみてもいいかもしれません。
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