せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

福原京をたずねて

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こんにちは、玄蕃允です。

前回に内膳正が湊川公園についてご紹介しましたが、せっかく福原京の近くまで行ったので少し足をのばして、新開地~高速神戸周辺の平清盛ゆかりの地を訪ねてきました。大河ドラマは去年で終わりましたが、まだまだ引っ張ります。

高速神戸駅から北に歩くと、荒田八幡神社が見えてきます。

荒田八幡神社(あらたはちまんじんじゃ)


美しい神社ですね。
平清盛の異母弟・頼盛(よりもり)の山荘がこの一帯にあったとされています。

治承(じしょう)4年(1180年)に清盛は理想の都を造るためにこの福原へ都を移し、主だった貴族も移り住みますが、清盛の孫にあたる幼い安徳天皇はこの頼盛邸に入り、行在所(仮の皇居)として使われました。

安徳天皇行在所址


福原遷都八百年記念の碑


境内には「安徳天皇行在所址」「福原遷都八百年記念の碑」が建立されています。
わずか8歳で壇ノ浦の海に入水された安徳天皇は神社のご祭神として祀られています。

さらに北に歩くと、雪見御所旧跡(ゆきみのごしょ)があります。

雪見御所旧跡


「平家物語」などには、清盛が福原にいくつか邸宅を持っていたことが書かれていますが、そのひとつがこの「雪見御所」です。発掘調査からも、この近辺に貴族の邸宅があったことが分かっており、まさしく福原の中心であったことが推定されます。 

 ここまで歩くと結構疲れるので、温泉はいかがでしょうか。

湊川上温泉(みなとがわかみおんせん)


ただの温泉ではありません!!
雪見御所近くに湯屋があったと当時の貴族の日記に記されているので、その湯屋がこの温泉だった可能性が・・・
清盛も入った温泉かもしれません・・・ 

まだまだ福原京の史跡はいっぱいあるので、今後もご紹介できればと思います。

 ついでに歴史と関係ありませんが、お腹が空いて寄ったお店が美味しかったのでご紹介を。

うどんとそばの店「たつや」


でも名物はカレーどんぶり


ボリュームたっぷりのカツカレーどんぶりです。歩きつかれた体に染み渡ります。
うつくしい黄身が食欲をそそります!!
史跡めぐりコースにぜひ組入れてください!!

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