山陽沿線 まちガイド

兵庫県最南端の鉄道駅を探索!

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兵庫県最南端の鉄道駅が山陽電車にあるってご存じですか?

東垂水駅

海に臨む絶好のロケーション!高台にあって淡路島や明石海峡大橋が間近に迫る「東垂水駅」が、実は兵庫県最南端に位置する鉄道駅なんです。

ポートライナーの神戸空港駅が最南端のように感じますが、わずかながら東垂水駅の方が南に位置しています。そんな東垂水駅を探索すると、面白いものを発見しました。

東垂水駅の下りホーム上屋

下りホームの上屋にご注目。柱をよ~く見ると…

東垂水駅下りホーム上屋の古レール柱

なんと古レールが使われています!断面が正にレールの形をしていて、さらに観察すると古い刻印を読み取ることが出来ました。

古レール刻印1922

よく見ると「1922」の数字が。1922年は大正11年で、当時敷設されたレールが東垂水駅下りホーム上屋の柱に転用された可能性があります。さらに詳しく見ると…

古レール刻印MEIKI

右の方に逆さになった「MEIKI」の文字がかろうじて読めます。このMEIKIは山陽電車の前身「明姫電気鉄道株式会社」を指すと思われ、明石~姫路間の開業が大正12年であることを考えると、明石~姫路間開業当初に敷設されたレールが転用されたのかもしれませんね。

山陽電車の歴史を物語る古レールと見られる柱を、まさか東垂水駅で発見出来るとは思いませんでした!このような古レールを柱に転用した駅は他にもありますので、また追々紹介していきますね。

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