楽しいむ〜さん一家

【3032号】24年前の山陽電車

投稿日:



ふと昔の写真を見ていると、9月末で引退した3032号の1996年頃の写真が出て来ました。撮影したむ~パパにとってはごく最近のように思いますが、そう言えば直通特急もなく、6000系どころか5030系も登場していなかった頃。24年前の話と言えば干支が二回りもしています。今回は同じネガに写っていた電車をご紹介します。
一足先に3022号と共に廃車となった3616号を従える3032号。3616号の隣、3号車は3556号で元2000系の中間車。現在は見られない片開き扉が今となっては新鮮です。(月見山駅~須磨寺駅間)

同じ場所で。3066号による阪神大石行き特急。現在、通常では見られない3000系の特急も当たり前のように走っていました。先ほどの3616号の写真もそうですが、前面山側下部にコック類が付いているのが見えます。模型的には再現したいパーツですが、現在は取り外されています。
5022号による阪急六甲行き特急。最近のファンの方には阪急六甲まで山陽電車が乗り入れていたことを知らない方も多いですね。5022号は4連で登場しましたが、写真は6連化後。現在と表情が異なるのは隣の車両に渡る台形の「サン板」が正面中央に付いているためです。直通特急開始時にサン板は外され車外脱出用の非常ハシゴを引っ掛ける金具が取り付けられています。(月見山駅~須磨寺駅間)
3018号による姫路行き普通。リフレッシュ改造前の姿で、前面方向幕が後付けで突出した2次車の特徴的なスタイルをしています。すでにヘッドライトケースは更新されており、ライト間隔がオリジナルよりやや狭くなっています。確か3018号は旧塗装時代からヘッドライトケースはこのタイプに改造されていたはずです。
須磨浦公園終点へ向け、須磨駅を出発する阪急6000系。この風景が過去のものになってもう24年なんですね~。月日の経つのはあまりに早いです。ちなみにこの6025号は2200系を編入した6050号と組んだ6両編成でした。

須磨駅に進入する阪急電車。6150号は元2251号。現在は7190号に改番されています。ピンボケ写真で申し訳ありません・・・。

阪急電車の話題が続いてしまいました。クリックにもご協力を。
にほんブログ村 鉄道ブログ 関西の鉄道へ にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 兵庫県情報へ にほんブログ村


【鉄道模型】山陽電鉄3050系Nゲージ第2弾ついに発売!(その2)

投稿日:



前回ご紹介した山陽3050系Nゲージ第2弾のうち、もう一つ3050系アルミカー試作編成3066号のモデルをご紹介します。基本的には第1弾で発売されたアルミカー3072号の色替えとなる製品ですが、今回新しく追加された金型もあります。

3066号は1981(昭和56)年、我が国初の大型押出し形材を用いた新工法アルミカーの試作車として登場しました。アルミ製で登場したのは3066-3067の2両で、3号車の3508号は他の編成から来たもので、4号車の3638号は鋼鉄製でした。1984(昭和59)年になって3号車にアルミ製の3538号が製造され、現在は4両中3両がアルミカーとなっています。

4号車3638号。今のところ山陽電車で最後に製造された鋼鉄製車両です。前3両とは車体断面や窓形状が異なります。もちろん車内も全く違っています。

さて、模型を検証しましょう。基本的には前回発売の3072号をクリーム色に塗り替えたものです。前回発売時、連結器回りの欠き取りが黒塗装で一部のファンから不満が出ていました。3066号は3072号とは欠き取り形状が異なっており、こうしたバリエーション展開のため、あえて塗装表現としたことが分かります。

3066号(上)と3072号(下)。3066号は補助電源装置がMG仕様、3072号はSIV仕様となっており、床下機器の違いが再現されていますが、実物の3066号はこのたびSIVに換装されたため、模型発売時には3072号と同じ床下機器配置になってしまいました。

こちらは4号車3638号(上)。比較対象としては前回発売の3632号(下)となります。あまり話題になっていませんが、実は3638号のみ今回新規金型を使用したモデルで、3632号とは別の車体に仕上がっています。この面で見ても車外スピーカー形状が異なり、また車側灯が一つ多い(空気バネ台車のパンク表示灯・3632号は金属バネ台車なので付いていません。)ことがお分かりいただけるかと思います。

3638号(右)と3632号(左)。同じような顔をしていますが、ヘッドライトケースの幅が異なります。玩具ではないので、ここまで再現しないとファンは満足しませんね。

さてさて、しかしながら今回は金型流用した部分があるため実車とは異なる部分も見受けられます。

3066号。模型は3072号の車体を流用しているため乗務員扉下のくつ擦りが小さいままです。

実物はアルミカーのうち3066号だけこのように大きなくつ摺りとなっています。
(写真提供:山陽電気鉄道)

あと一つ。

3号車3538号。妻面窓ガラスですが、左側に保護棒(車内側)が再現されています。

やや大げさな表現ですが、この写真に見られるものです。実はこの保護棒、む~パパの記憶が確かならば1983(昭和58)年製の3072号・3100号を最後に廃止されたようです。従って3066・3067号には付いているのですが、3538号には付いていないのです。
(写真提供:山陽電気鉄道)

3538号。このとおり。実は3066・3067号とは車体裾形状も異なるのですが、それは実車の解説になりますので、今回はこの辺で・・・。
(写真提供:山陽電気鉄道)

とまあ、こんな些細な違いが気になるくらい、模型は良く出来ています。大人気の旧塗装は発売直後から入手難ですが、こちら3066号はまだ模型店に並んでいるようです。

クリックにもご協力願います。
にほんブログ村 鉄道ブログ 関西の鉄道へ
にほんブログ村