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【さよなら】今月末に引退する3024号・3202号

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6000系の投入が進み、入れ替わり引退してゆく3000系。すでに3000・3002・3004・3022・3200の5編成が姿を消していますが、このほど1月末をもって引退する3024号と3202号にヘッドマークが付きました。今日は去りゆく両編成のヘッドマークが付く前の姿をご紹介しましょう。

◆3024号

3022号以降は3000形の3次車にあたります。床面高さが2次車より高くなったのと、中間電動車のパンタグラフ取付部の屋根が他の部分より低くなっているのが特徴。前面および側面の行先方向幕および側面の車外スピーカーは製造当初から付いています。クーラーは登場時付いていませんでしたが、のち全車に取り付けられました。
(2017.4.29 山陽須磨~須磨浦公園間)


3024号姫路寄り先頭車3612号。当時姫路寄り先頭車を先行して製造していたため、同じ編成を組んでいますが、3612号だけが若干古いです。ちなみに3024号は1986(昭和61)年、現在見られるクリーム色に赤+黒の帯に塗り替えられた最初の編成で、山陽電車では5000系の登場に合わせて、全体のイメージチェンジを図るため塗装を変更したとのことです。
(2015.5.17 的形~八家間)

◆3202号

3202号は3200形の第2編成。3200形は付随車化して3000系に編入された2000系2002~2007号のモーターを流用し車体・主制御器等を新製して登場した車両で、車体は3000系3次車(後期型)と同一です。網干線のワンマン化にあたって3200形は全車ワンマン化改造され、外観では運転台側の前面ガラスのピラーが無くなったのが特徴です。
(2015.12.26 白浜の宮~妻鹿間)


3200形と組む制御車は3000形と同じ3600形です。当初付いていた3619~3622号の台車を3000~3003号と交換し、長い間OK台車を履いていましたが、のち現在見られるKW台車に再交換されています。写真は網干線で活躍中の姿。
(2017.5.20 山陽天満~平松間)

3200形はのち3000形の3034・3036号を改造して3206・3208号とし、さらに3000形2次車である3010号からも3210号として編入しています。2017年、3210号はモーターを元に戻し3010号に復元されました。

だいぶマニアックなお話が続きましたが、もう少しお付き合いを。

3024号は3000形3次車ですが、そのうち前期型(3022~3026・3611~3618)に属しています。赤枠の部分をよく見てくださいね。

3202号は3000形3次車のうち後期型(3028~3034・3200~3208・3619~3622)に属しています。前期型と比較すると後期型は貫通路が数センチ上がったため、貫通扉窓の上にすき間が出来ています。3024号は前期型のためすき間がほとんどありません。また、車体すその連結器付近の形状を見ると、前期型では連結器部分が少し下がっており左右に水切りが付けられているのに対し、後期型は一体化され水切りがありません。

3次車前期型の車内です。写真はすでに廃車となった3022号ですが、3024号も同じです。床面と貫通扉下面がほぼ同じ高さなのが分かります。

3次車後期型の車内です。今回消える3621号です。貫通路が少し(2cm程度か?)上がったため、床面と段差が出来ています。どうやら窓の位置は同じらしく、窓上のスペースが広くなっています。

3000形の場合3022~3026号の編成は全て前期型ですが、3028~3032・3206・3208号の編成は神戸寄り2両が後期型、姫路寄り先頭車が前期型の組み合わせしかなく、後期型で揃っているのは3200・3202・3204号の3編成だけ。前回廃車になった3200号、今回廃車となる3202号を除けば、全車後期型は3204号の編成だけになってしまいます。

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