楽しいむ〜さん一家

【8月末まで期間延長!】兵庫電気軌道の実物モケットを公開中

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電車やバスのシート生地を作っている会社と言えば、知る人ぞ知る「住江織物」。本社のある大阪ショールームで「鉄道車両内装の歴史展」が8月31日まで開催されています。みなさんが座っている電車の座席のシート地(モケット)は、たいていこの住江織物が作っているものです。さて今回、む~パパ、大正時代の山陽電車のモケットが出展されていると聞いて大阪は心斎橋までやって来ました。

住江織物の本社は心斎橋駅からほど近い御堂筋に面しています。「スルッとKANSAI」が入居するビルの北隣になります。

入口です。ショールームは4階。なかなか入りにくい雰囲気ですが・・・。

自動ドアを入ると、立看板が迎えてくれました。

おお~っ、む~さん一家には場違いな雰囲気が~。それもそのはず、床の絨毯は国会議事堂のもの、奥に掛かっているのは戦艦「大和」艦長室の絨毯(複製)だそうで。突き当りを左に折れるとエレベーターがあります。勇気を出して4階まで上がりましょう。

4階はショールームとなっています。受付の方にご案内いただき、奥の展示スペースへ。さらに奥の展示もありますが撮影禁止。撮影許可いただいた部分のみご紹介します。壁には住江織物の歴史がパネルで紹介されています。

早速、目的の展示物へ!上が1917(大正6)年、兵庫電気軌道に納入されたモケットの実物です。兵庫電気軌道は山陽電車の前身の一つで、兵庫~明石間を開業させました。当時の社章と稲妻模様(電気を表しています。)が赤い地に描かれています。それにしても、当時の山陽電車、シートは赤かったんですね~。ちなみに下側は九州電燈鉄道のモケット。「九」が稲妻模様にデザインされた丸い図柄は九州鉄道にも引き継がれています。西日本鉄道の前身の一つです。こちらも赤いシートだったんですね。

近年の鉄道用モケット。新幹線や阪急電車、近鉄アーバンライナーや小田急ロマンスカーなど色とりどり。

見学すると、フルカラー印刷の出品目録がいただけます。かなりお得感のある展示でした。



住江織物が戦時中に設立した子会社である住江製作所が製造した「フライング・フェザー」。住江織物本社でも写真で紹介されていますが、残念ながら実物は展示されていません。(写真はトヨタ博物館所蔵のもの。)

入場無料。日曜・祝日休館。是非おたずねください。
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