楽しいむ〜さん一家

兵庫運河周辺の近代建築を巡る(その1)旧東京倉庫兵庫出張所

投稿日:



あけましておめでとうございます!「楽しいむ~さん一家」をご訪問いただき、ありがとうございます。今年も山陽電車の沿線をベースとして、電車にバスに街歩き、美味しい食べ物に酒!をお届けしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたしま~す。

新年初めての記事は神戸市内の近代建築からスタート!

神戸で映画のロケ地として使われた建物はたくさんありますが、む~パパが知らなかったのが兵庫区島上町の「加藤運輸」の建物。表通りに面していないので普通には見ることの出来ないものでしたので「わざわざ行ってみよう」と市営地下鉄海岸線・中央市場前駅に降り立ちました。いわゆる「高松線」を北へ少し歩くと兵庫区島上町。

高松線に面してレンガ建ての美しい建物があります。現在「石川株式会社」本社として利用されていますが、元は三菱倉庫の前身、東京倉庫の兵庫出張所として1905(明治38)年に建てられたものです。1905年と言えば阪神電車が開業した年、山陽電車はまだ前身の兵庫電気軌道も設立されていませんでした。この高松線には市電が走っていましたが、実はこの建物より新しいものでした。市電は1971(昭和46)年に廃止となり、現在は地下鉄海岸線がこの道路の下を走っています。

対岸から見てみましょう。有名な東京駅正面にも通じる屋根には屋根裏部屋でもあるのでしょうか?小さな明り取りが付いています。
建物正面に当たる部分にも屋根がありますが、背が高く、明り取り窓も円形で変化を付けています。まさに萌えポイント!近代建築ならではの魅力に溢れています。

正面玄関。石で縁取られた入口には鉄材を用いた飾りが付いた窓。実に美しいです。レンガは当時のものにしては綺麗すぎるような気がしますが、現在の所有者のHPによるとイギリスから輸入された当時のレンガだそうです。

裏側から。屋根には正面からは見えにくかったレンガの煙突がありました。

南側に隣接する建物との間には古びたレンガの塀が。これが元々の明治のレンガのようにも思いますが・・・。(詳細は不明です・・・)

明治期に建ち、空襲・震災を乗り越え現代に受け継がれた貴重な建築物です。加藤運輸に行く前に寄り道してしまいました・・・。



次回に続きます。あちこち寄り道も良いものです。クリックにもご協力を!
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 兵庫県情報へ
にほんブログ村