楽しいむ〜さん一家

【荒井駅】新しいものと古いもの【国鉄高砂工場】

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1月8日より使用が開始された荒井駅下り臨時改札口。賑わっている通勤時間帯の写真を撮りたいと思っているうちに時間が経ってしまい・・・。昼間の静かな時間帯に取材した写真だけ、とりあえずご紹介します。

屋根が延長された下りホーム。何やら立派な駅になってきましたね。ホーム中央部の南側にこのたび新設された臨時改札口があります。

利用は平日の7:15~9:00のみ。またICカード専用となっています。出口専用です。

前後2箇所の階段を降りると、山陽電車では初めてとなるICカード専用簡易改札機の姿が。

このような簡易改札機は地方では本線級の駅にも見られるポピュラーなもの。異なる鉄道が同じホームを使用している場合など、ホーム上に立っているのを見ることもあります。人呼んで「一反木綿」。

外側から見るとこんな感じ。横断歩道のない車道にいきなり出てしまうため、改札使用時にはガードマンが立っているということです。

さて、この新しい改札と対照的に古いものが荒井駅とその周辺に。

荒井駅の下をくぐる地下道の出入口。

この地下道にも改札口があります。改札機と精算機が設置されていますが券売機は無く、北側の駅本屋に行くよう案内されています。あくまで朝の通勤用としての色彩が強いですね。

いかにも古そうな地下道屋根。微妙なカーブの付いた怪しい意匠です。話によると戦時中の通勤客(現在も三菱重工の工場がありますが、戦時中はその西側に旧陸軍の兵器工場があり、多くの人が電車で通っていました。)をさばくため、旧陸軍によって作られたそうです。幅が広く、いかにも堅牢な地下道は空襲にも耐えられそうです。

駅から少し南側へ行くと川西倉庫の敷地内に旧国鉄の貨車が置かれています。白い帯が巻いてありますね。ワム60000形です。

元々国鉄吹田工場で使われていたようですが、その後高砂工場の配給用として使われていたようです。国鉄の高砂工場は先ほど記した旧陸軍の兵器工場が戦後鉄道車両の整備工場として払い下げられたもので、高砂線は工場への出入場線としても機能していました。この貨車は高砂線を使って駅から工場へと職員に必要な物品を運搬していたものでしょう。高砂線や高砂工場が廃止になったあと、どのような経緯で元あった線路のそばに鎮座しているのか分かりませんが、高砂工場の忘れ形見として、ある意味貴重な存在です。

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