2013年「せっつ・はりま歴史さんぽ」のコーナーで紹介された加古川飛行場ですが、旧高砂線から飛行場へ向かう未成線に焦点を当てご紹介します。すでにあれから7年、風景はどのようになっているのでしょうか?
降り立ったのは尾上の松駅。3000系ラストナンバー3078号、ここ最近は懐かしい登場時の3両編成に戻って頑張っています。
エレベーターも完成し面目を一新した尾上の松駅ですが、駅舎は元のままでどこか懐かしい雰囲気を漂わせています。
駅を出て少し東へ行くと山陽電車は築堤に上がり、並行する道路が下をくぐっています。この道路は国鉄高砂線の廃線跡。その昔山陽電車尾上の松駅が築堤の上にあり、下には国鉄尾上駅がありました。
この廃線跡から分岐するのが加古川飛行場へ向かう(予定だった)引き込み線用地。線路が敷かれることはなく、未成線のまま現在に残されています。山陽電車の車窓からもよく見えますのでご存じの方も多いでしょう。
住宅地を突っ切る線路用地。フェンスで囲まれ立入り出来ませんが、何かに使われているというわけでもないようです。
用地は県道718号線を越えたところで少しだけ道路に転用されていますが、写真奥に見えるように何か公園のような土地に吸い込まれます。
未成線なのにいかにも「線路柵」という感じの場所がありました。
というわけで、とうとう行き止まり。
フェンスの向こうは加古川飛行場の跡地で、現在はオーミケンシ(株)加古川工場となっています。さすがにこの先どうなっているのか分かりませんでした。
Googleマップより。赤い線が山陽電車、黄色い線が国鉄高砂線跡。そして青い線が引き込み線用地です。
7年前とそんなに変わっていないように思います。クリックにもご協力を!
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