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【海老名】現存する別府鉄道の客車たち【播磨町】

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む~パパの遠征シリーズ。さて今回降り立ったのは・・・、

相模鉄道「かしわ台」駅(神奈川県海老名市)。相模鉄道の工場・車庫がある拠点です。

「車両センター」のほうへ向かいます。

工場裏手に保存されている車両たち。この6021号は6000系唯一のアルミ製試作車。相鉄もアルミ車の導入には積極的で、「東の相鉄、西の山陽」と呼ばれていたとかいないとか。

あ、ちょっと脱線してしまいました。実はむ~パパ、何を見に行ったかと言うと。

この客車。「ハ24」と表記されています。木造でオープンデッキ、2重屋根(ダブルルーフ)構造、見るからに古いカタチですよね。1926(大正15)年に造られた現存する最古級の客車です。

実はこの客車、相模鉄道から三岐鉄道(三重県)を経て1959(昭和34)年、別府鉄道にやって来ました。別府鉄道では「ハフ7」と名乗り、1984(昭和59)年の廃止まで現役で活躍していました。

別府鉄道時代。緑とクリームに塗り分けられた好ましい姿をしていました。(別府港)
(写真:ミニコラムの技術課長さま提供)

車両センターで申し出ると車内も見学できます。何ともレトロな車内。これが昭和50年代まで現役で走っていたとは驚きです。

別府鉄道の客車はもう1両、ハフ5が播磨町郷土資料館に保存されています。

別府鉄道ハフ5。これもハフ7と同じく元々は相模鉄道(前身の神中鉄道)が製造したガソリンカーキハ10で、エンジンを外して客車化、三岐鉄道を経て別府鉄道に来たものです。

ハフ5の車内。こちらは元々ガソリンカーのためデッキはありません。

現役時代のハフ7とハフ5。1983(昭和58)年、土山駅。今見れば想像も付かない何ともローカルな雰囲気ですが、これでも80年代の光景です。この2両の客車はいずれも現在の相模鉄道出身。海老名市と播磨町に分かれていますが、両方とも今も大切に保存されているのは奇跡と言えるでしょう。(写真:ミニコラムの技術課長さま提供)

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【海老名】現存する別府鉄道の客車たち【播磨町】” への3件のコメント

  1. 別府鉄道の車両がまさか関東で保存されているとは思いませんね。
    私の祖父もよく利用していたそうです。
    にしても小さくて可愛らしい車体ですね。
    相鉄に続いて山電も大手私鉄認定されても良いと思うのですが…
    山電の規模ではまだまだ無理そうですね。

    • 山陽沿線出身の名古屋市民さま コメントありがとうございます。別府鉄道の車両は比較的多く残っており、ハフ7はその代表格ですね。相鉄さんもよくぞ残しておいてくれたものです。あと長野県に保存されているものがあります。

  2. ピンバック: 別府鉄道土山線の廃線跡を歩く(前編) | 楽しいむ〜さん一家

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