楽しいむ〜さん一家

鉄道友の会京都支部 3200形撮影会

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最盛期は6編成が在籍、ワンマン化改造され網干線の主として活躍してきた3200形。6000系と入れ替わる形で廃車が進み、残すところあと2編成(3206・3208)となりました。好天に恵まれた12月2日、鉄道友の会京都支部による撮影会が飾磨車庫で開かれ、多くの会員が参加されました。

車庫に用意された3206号。

そして3208号。

3200形は3000系のうち主電動機に2000系の流用品を使用したグループです。実際に2000系由来の部品は主電動機回りのみで、心臓部である主制御器やブレーキ装置は3000系のものを使用しています。ただ、モーター出力が弱いため主制御器は電気制動を補う仕組みが追加されており、ひとたび電気制動が掛かれば3000形より「よく止まる」電車だとか。6編成のうち当初から3200形として製造された3200・3202・3204各編成は廃車となり、3210号は3000形へ戻され、現存するのは3000形から編入されたもののみです。

さて、鉄道友の会京都支部は「形式写真にこだわる」ことで知られています。列車の写真を撮る「撮り鉄」さんにもいろいろなジャンルがあり、1両1両を記録する「形式写真」も、その一つの分野と言えます。(理想的な形式写真となると車両に影が入るのも嫌なものなので、実は少々曇っていたほうが良いとされています。)

「形式写真」というのは、こんな感じに撮られたもの。

1号車3206号。元3034号(3000形3次車後期型)です。MGやCPなどを床下に配置しています。モーターは各車軸に一つずつ4つ付いています。

2号車3207号。元3035号です。心臓部とも言える主制御器が写真中央部に写っています。モーターは3206号と同じく4つ付いています。3000系のうち3000形3次車と3200形(改造車を除く)はパンタグラフ取付け部が低屋根構造となっているのが特徴です。

3号車3617号。モーターのない制御車です。この車両のみ3000形3次車前期型で、後期型とは貫通路の高さが異なり、また前面下部左右に水切りが付いています。3611~3618がこのグループにあたります。

何気なく3両の写真が並んでいるように見えますが、3号車だけ撮影時刻が異なります。1・2号車が午前。3号車は午後。なぜかというと、午前だと3号車前面が影になってしまう(西向きだから)からなのです。今回の撮影は昼休みを挟んで5時間に及びました。
撮影風景。三脚を立てる方、昔ながらの大判フィルムを使われる方、それぞれにこだわりを感じます。

3208号のほうも同じように撮影したのですが、同型車なので省略!

こちら3208号3号車の3618号。3617号と同じ3000形3次車前期型なのですが、車体裾の腐食部分が大掛かりに補修され、特徴であった水切りが無くなってしまいました。

ですので、こうして並べてみると違いがよく分かります。(昔懐かしい行先表示板は、お遊びで付けてみたものです。)

2編成を並べ撮影したところで、今回の撮影会は無事終了しました。

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