姫路にやって来ました。
兵庫県立歴史博物館。
現在開催中の特別企画展「線路はつづく」です。
日本の鉄道創成期はイギリスやアメリカなどから輸入されたレールを使用していました。この展覧会では鉄道の発展を「レール」から見たものです。当時の双頭レールに代表される輸入レール、国産化されたレールなどを通じて兵庫県内の鉄道網の充実を解説しています。急速に拡大する鉄道網とその国産化が、当時の日本の近代化とリンクしているさまが手に取るように理解できます。また、これら初期のレールが古くなり交換された後、ホームの上屋を支える柱などに使われており、現在でもその姿を各地で見ることができますが、その例をいくつか写真などで解説されていました。
と、ここまでは撮影禁止エリア。実際に足を運んで観てくださいね。
撮影可能エリアでは県内各社の行先看板などが展示されていました。
山陽電車の看板。山陽電車は阪急・阪神両電鉄より行先方向幕化が早く完了したため、む~パパ、看板で走っていた時代を全く知りません。
国鉄の列車に付いていた行先表示板。いわゆる「サボ」です。
阪神電車の看板。「特急」はむ~パパも長年親しんだものです。隣の「N特急」は当時の西大阪線(現在のなんば線)を直通する特急のもの。実際に見たことはありません。
こちらは阪急電車のもの。「特急」が横書きのものは新デザイン。縦書きのものが旧デザインです。
旧デザインの「特急」看板。新開地行きや高速神戸行きは「特急」の両側は白だったのですが、須磨浦公園行きは青くて識別が容易でした。いや~、懐かしいです。
出口の近く。いろんな架空看板が・・・。
この電車に付けて記念撮影できるのか!うん?モハ63かと思ったら尾灯が上に付いている。これは山陽700形(このイラスト当時なら800形)のイラストじゃないですか!あんな立派な避雷器付いてたっけな~(笑)。
会期は6月17日(日)まで。是非足をお運びください。
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ゴールデンウィークに行ってきました。
貴重な資料やチラシなどに見入ってしまいました。好きな方向板を貼っての記念撮影は、当時の行先表示にして欲しかったですね。盗難防止かなぁ?大人500円は価値あります。
ヨッシーさま コメントありがとうございます。
本当に貴重な資料が集められていますね。古レールは再利用されて、まだあちこちに残っていますので探してみたいと思いました。記念撮影用の方向板は架空のものですが、山陽電車や阪急電車などのデザインを使っていますね。遊び心あふれるものだと思いました。