山陽電車で3200形の引退が続いています。3200形についてはこちらに詳しく。
3200号・3202号はすでに引退し、3204号が今月末で引退することとなりヘッドマークを掲げて運行しています。この編成の引退をもってオリジナルの3200形は消滅することになります。今回はヘッドマークが取り付けられる前の姿をマニアックにご紹介します。
3204号は、3200形オリジナル3編成のうち最後に冷房が取り付けられたため、5000系と同じ集中クーラー(CU-71)が取り付けられており、外観上の特徴となっています。ちなみに冷房化と同時に現在の塗装に塗り替えられました。
3204号。集中クーラーが取り付けられた3000系は3204号を除いてすべてリフレッシュ(大規模更新)改造を受けたため、現在ではリフレッシュされずに残る唯一の集中クーラー搭載編成となっています。
3204号。この編成の1号車です。この角度でないとこのスタイルの車両が唯一の存在であることが分からないため、あえて選びました。と言うのは、3204号はリフレッシュされずに残る唯一の集中クーラー搭載車であるとともに、補助電源装置がMG(電動発電機)であるという点です。3000系の集中クーラー搭載車は全て補助電源装置がSIV(静止型インバータ)に交換されており、MGを積んだ集中クーラー車は3204号ただ1両なのです。
上写真を拡大。赤で囲った部分がMGです。
※分散クーラー搭載車はMGの車両も多く存在します。
3205号。3204号編成の2号車にあたります。3000系の3次車はパンタグラフ取付け位置が低屋根構造となっていますが、3200形はこの3次車(3028号以降の後期型)と同じ車体となっています。
3622号。3号車です。3200形の3号車は3000形と共通の3600形となっており、番号は区別されず続番となっています。(登場時3622号は3204号とは組んでいなかったはずです。)なお、3622号は3600形のラストナンバーです。
いかがでしたか?編成ごとに個性が光る3000系。引退前にどんどん記録しましょう。
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ありがとう3204編成
八重崎匠さま コメントありがとうございます。新車が増えてうれしい反面、見慣れた車両が消えてゆくのは寂しいものです。最後まで安全運行してほしいものですね。