楽しいむ〜さん一家

山陽6000系の兄貴分、東京メトロ16000系を見る

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山陽電車の新型6000系。本線・網干線で大活躍中ですが、登場時から一部のファンの間では「東京メトロ16000系」と車内が似ているという噂がありました。東京メトロ16000系って?む~パパ、再び東京取材を敢行、その真相に迫りました。

山陽沿線ですっかりおなじみとなった6000系です。(網干線 天満~平松間)

そして、こちらが東京メトロ16000系。千代田線用ですが相互乗入れしているJR常磐線や小田急線でもその姿を見ることができます。(常磐線 金町)
顔は全然違いますが、屋根肩のカーブやドア、窓の形状が何となく似ているような気がします。

では、車内に入ってみましょう。

山陽6000系の車内。ガラスの入ったシート端の仕切り(袖仕切りと言います)が特徴的です。シートが赤いので明るい雰囲気です。(写真:山陽電気鉄道)

こちらは東京メトロ16000系の車内。色合いは青ベースの寒色系ですが袖仕切りは同じデザインです。床も青く、涼しげな印象です。

↑山陽6000系 ↓東京メトロ16000系
どうやら、袖仕切りはちょっと下のカーブが違うようですが、ほとんど同じ部品のようですね。ドア横のつかみ棒は全く同じようです。

ちなみに山陽電車の名誉のため申し添えますが、壁紙は山陽電車のほうはアルミデコラを使用しており、また照明も同じLEDですが山陽電車は間接照明を採用していまして、実はメトロの車両より高級です!
車番とメーカー名が一緒になっています。この車両は川崎重工製でした。(日立製作所製もあります。)こんなところで神戸生まれの電車に会えるとは。2011年鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。山陽電車は受賞できず、残念・・・。

↑山陽6000系↓東京メトロ16000系 最近のアルミ車は同じ工法で作られるので似ているのも無理はありません。車体角の面取りも同じように付いています。


いかがでしたか?山陽電車の新型車と東京の地下鉄。意外な共通点に驚かされます。
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宇部市で活躍する元山陽バス(その2)

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山口県宇部市で活躍する元山陽バスの車両をこちらでご紹介しましたが、宇部市にはこのほかにも元山陽バスの車両がいます。今回はそのうち3両の撮影に成功しました。前回ご紹介できなかった2両をどうぞ。(撮影協力:宇部市交通局)

山口200か481 すでに第2の職場でも廃車となっていました。
これは元山陽バス4209号。いすゞU-LT332J(車体:IKコーチ)1992年式

山陽バス時代の姿です。

山陽バス時代。後ろから。登場時はいわゆる「バス協ランプ」と呼ばれるテールランプが付いていました。今は無き垂水鈴木橋ターミナルで。

4209号は中間改装(外装や内装の整備・塗り直し)を受けた際、テールランプが小糸製の大型のものに交換されました。

もう1両。

山口200か721
元山陽バス4511号 いすゞKC-LT333J(車体:いすゞバス製造)1995年式

前回ご紹介した車両同様、ツーマン時代の車掌台が残っていますが、座席のモケットは交換されておりイメージは変わっています。

山陽バス時代の4511号。※写真は車庫でツーマン時代を再現したものです。

4511号の後ろ姿。KC代のテールランプは当初より写真の大型のものでした。

この他、宇部市営には元山陽バス1997年式の中型車がいるはずなのですが、今回の取材では撮影することが出来ませんでした。これは宿題ということで・・・。

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国立国際美術館「バベルの塔」展

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この時期は暑さが厳しく、む~さん一家、たいてい涼しい所に行っています。今回訪れた国立国際美術館、昨年も行っていました
前は地上部分の写真を出したので、今年は地下部分を。全体が地下にある美術館は珍しいのではないでしょうか?

さてさて、今年は「バベルの塔」展。天に届く塔を作ろうとする人間。その傲慢さを戒めるため神は人間の言葉を互いに通じないようにした結果、塔が完成することはなかったというお話。旧約聖書のエピソードだそうで、人間が多くの言語を使うことの説明にもなっています。この塔を「バベルの塔」と言うのですが、どんな塔?と思い出すのが、教科書なんかにも出てくるブリューゲル作の絵画なのではないでしょうか?今回、この本物の絵が公開されています。

もちろん、展覧会内部の撮影は出来ません。ご自身でお確かめくださいね!

この「バベルの塔」の本物の絵ですが、意外に小さかったです。また、人間の傲慢さというより、多くの人が協力して働く姿が精密に描かれていたのが印象に残りました。

絵は小さいですが、描かれた塔はスケールがでかい!未完成ではありますが、完成した部分でも510mあり東京タワー(333m)を上回ります。とりあえず東京スカイツリー(634m)には及びませんが、このバベルの塔は建設中ですからもっと高くなるものと・・・。この他、CGで塔の内部構造を映像再現したコーナーもありまして、結構楽しめました。

こ、これは・・・。ボスの怪物を立体化したものなのでしょうが、にしても何だかな~。詳しくはこちらを。

今回の展覧会は10月15日(日)まで開かれています。土日は混雑しているようですね。最寄駅は阪神電車福島駅です。


まだまだ暑い日が続きます。ぜひ涼しいところで美術鑑賞もどうぞ。
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神戸市交通局は100周年!

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今年は神戸市交通局発足(当時は電気局)から100周年。正確には神戸市電は民営の神戸電気鉄道(現在の神戸電鉄も以前は「神戸電気鉄道」でしたが、それとは別です。)が1910年に開業していましたが、これを市営にした1917年から今年が100年ということです。神戸市役所2F市民ギャラリーで8月1日(火)~6日(日)にかけて「懐かしの写真パネル展」が開催されていましたので、む~さん&む~パパ出動しました。

地下鉄の駅名にもなっている神戸の花時計。市役所北側にありますが、これは日本初の花時計とのこと。1957(昭和32)年に設置されました。神戸には「日本初」がたくさんありますが、この花時計もそうなんですね~。ちなみに今は交通局100周年を記念して局章がデザインされています。写真ではちょっと分かりにくかったです・・・。

花時計の脇に説明文があります。

パネル展ということで、市内各所を走っていた市電の懐かしい写真が展示されています。会場中央には市電や地下鉄各形式の模型を展示。この模型、通常は市民の目に触れない場所で保管されていますので、じっくり見る良い機会ではあります。

市電700形。1935(昭和10)年、長田車両工場で製造された車両で、窓を大きく取ったデザインとともに、車内に設備された転換クロスシートなど斬新な設備が話題となった戦前の日本を代表する路面電車の一つです。戦争で半数近くが失われましたが、最後まで残った車両のうちの1両が名谷車庫に保存されています。

市電1150形。戦後全国でブームとなった高性能市電の一つですが、神戸では使いこなせずに旧式に戻されています。ワンマン化された車両は全車広島電鉄に移籍し現在も残っている車両があります。1155号はワンマン化されずに神戸に残り、本山交通公園での保存を経て現在は小寄公園というところで保存されています。一時荒廃していましたが、関係者の努力もあって最近きれいに修復されています。

パネル展でむ~パパ注目の1枚がこれ。市電時代に走っていた花電車を引継ぎ「神戸まつり」で走っていた花バス。この制作風景です。初代の花バスは日野製で床下にエンジンがある車両を使って車体上部を取り払ったものでした。神戸市バスを使用していることが分かります。2代目(1983年~)は同じ日野製ですが、神戸市に床下エンジンのバスが無かったため、大阪市営バスの車両を使用していました。

神戸市電も山陽電車も最初の営業開始は同じ1910年です。
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【キュービック】宇部市で活躍する元山陽バス

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全国で第二の人生を歩む山陽バス。む~パパ、山口県宇部市で活躍する元山陽バスの車両を取材しました。

やって来たのは宇部市バス。どこを走っているのかさっぱり分からなかったので、手っ取り早く車庫を訪れました。(撮影協力:宇部市交通局)

山口200か493 いすゞU-LT332J(IKコーチ)1994年式 元山陽バス4410号です。

同車を後ろから。LTは大型ショートと呼ばれるクラスのバスで、大型や中型に比べると全国的に見て少数派。京浜急行バスや奈良交通など好んで導入する会社はあります。

車内。山陽バス時代のままです。この車両は車掌乗務時代の1系統(霞ヶ丘循環)用として登場したもので、1997年の全面ワンマン化後は車掌台を閉鎖し10系統(上千鳥線)用となりました。この閉鎖された車掌台が現在でも残っています。ツーマン時代の山陽バスを知るむ~パパ、非常に懐かしく感じられました。

山陽バス時代の4410号。山陽垂水駅高架下から出発していた頃。もちろん車掌さんが乗っているツーマンバスです。

上千鳥停留所で。全面ワンマン化後は10系統専用車として活躍しました。

遠い地へ離れましたが、長く活躍してほしいものですね。クリックにもご協力を!
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