楽しいむ〜さん一家

【定点撮影】阪神・青胴車も追え!(前編)

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先日姿を消した阪神電車の赤胴車。これに対し、普通専用車は短い駅間を高加減速で走り抜ける素早さを売り物にしており、「ジェットカー」と呼ばれています。このジェットカーのうち「青胴車」と呼ばれることもある赤胴車色違いの旧型車が、今年の夏から新型車5700系により順次置き換えられることになりました。そう、「赤胴」に続き「青胴」にも最後の日が近付いてきているのです。む~パパ、赤胴車と同様、あまりにも身近であったため真面目に記録していませんでした。「これはいかん!」とむ~さんと一緒に出動です。

最初にやって来たのは西灘。今の季節、午後は上りホームからが順光です。

9300系の須磨浦公園行き特急。9300系は3編成のみ。なかなか貴重な存在です。

奈良からやって来た三宮行き快速急行。近鉄1026系。

山陽5000系の姫路行き直通特急。いや~、3社のいろんな車両がやって来て面白いです。定点撮影すると山陽電車と近鉄が同じ線路を走っているという、当たり前の事実に改めて気付かされます。一昔前だと想像もできない世界です。

”青胴車”はどうなったんだ!

いやまあ、いいじゃないですか!

わずか1編成のみの5550系。これが見られるとは幸運です。
後追いではこう撮れます。これは5500系。現在阪神ジェットカーでは最大勢力を誇る、まさに「顔」です。


とは言え、本来の意味での「青胴車」を撮らねばなりません。

粘っていると、ようやく現れました。これは5001形。8編成32両あり、かつてはジェットカー最大勢力でしたが、5500系に抜かれました。

と、実は西灘はここまで。む~さんのカメラでは望遠が効かず大石に移動することに。そこで怒涛の青胴車攻勢に遭うのですが、それは次回のお楽しみということで(なんのこっちゃ・・・。)。

次回、青胴車をたくさんご紹介します。クリックにご協力を!
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【Oゲージ】芦屋の鉄道模型運転会

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毎年この時期に芦屋で開かれる鉄道模型の公開運転会にむ~さん&む~パパ、行って来ました。サイズは「Oゲージ」。縮尺45分の1、線路幅が32㎜の鉄道模型で、1900年頃ドイツのメーカーで導入され、日本では戦前から昭和30年代にかけて普及しました。その後住宅事情もあってか縮尺80分の1の「HOゲージ」、150分の1の「Nゲージ」と鉄道模型は小型化が進み、今日本では一般に鉄道模型と言えば「Nゲージ」のこととなっています。

む~さん、Oゲージの電気機関車を持っています。これくらい「大きな」模型です。

さて、この運転会はJORC関西という、日本最大のOゲージ愛好家団体主催のものです。

JR芦屋駅前の「ラポルテホール」が会場。ここまで大きなスケールの鉄道模型が走る姿を見られる機会というのは、そんなにありません。

今回は「阪神電車祭り」。新旧さまざまな阪神電車が登場しました。手前は1954(昭和29)年、阪神電車で初めて登場した大型特急車3011(301)形。2扉クロスシートで前面は2枚窓でした。真ん中は8000系。実車はこの赤胴カラーリングとしては姿を消しました。奥はなんば線開通用に準備された1000系。直通特急として姫路まで乗り入れる山陽電車線内でもおなじみの電車です。いずれも手作り。車体は紙や木を材料としています。

2月開催の「鉄道模型であそぼう」にも登場した阪神3501形(左)と初代5001形(右)。3501形は最初の赤胴車。5001形は最初の普通専用車「ジェットカー」です。最初のジェットカー2両は現在のような青色ではなく、緑色に塗装されていたため「アマガエル」と呼ばれていました。

こちらも阪神電車。851形といいます。1936(昭和11)年に登場しました。当時の阪神電車はこのような小型車をたくさんつないで走っていました。側面に明り取り窓があり、正面貫通扉の窓が大きいことから「喫茶店」と呼ばれていたとか。この模型は戦後の姿を再現しています。

阪神電車には1976(昭和51)年まで、国道2号上を走っていた路面電車、国道線がありました。この模型はその国道線だけでなく本線から伸びる支線に使うためパンタグラフを載せた車両を再現しています。この模型は71形といい、1937(昭和12)年に登場したもので、曲線で構成された車体に大きな窓を持ち「金魚鉢」と呼ばれていました。本格的に戦争に突入する直前のモダニズムを体現する車両として有名な存在です。

阪神電車ばかり、ではありません。車庫に憩うのは京阪間のライバル、京阪1700系(1951年)と阪急710系(1950年)。右には山陽電車200形の姿も。

再現された古き良き時代。阪神電車を彩った戦前から現代の車両が同時に同じ線路を走るのは、まさに模型ならではの世界と言えるでしょう。

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【8239号】さよなら!阪神赤胴車

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先日、「赤胴車を追え!」でご紹介した残りただ1編成の「赤胴車」8239号。とうとう17日の週初めにはリニューアル工事に入ることが正式に発表されました。と言うことは、

週末では16・17日しか撮影できない!

ということです。「葬式厨」と言えばそれまでですが、む~パパ、きっと「祭り(神戸まつりではない)」になっているであろう沿線に飛び込んだのでした。そして土曜日・・・、あいにくの天気。昼から晴れると言う予報を裏切り、どんよりと曇り空。

13:45 どこかの駅間で撮りたかったのですが、駅から出る時間が無く東二見駅のホーム西端から狙ってみました。車庫にはアルミカー3002号の姿も見えます。

しかしながら、ここはせっかくなので「山陽沿線」らしい風景の中で撮りたいもの。阪神沿線らしい風景は、阪神ファンの皆さまが撮っておいてくれるはず。東二見駅で”この趣味の先輩”と合流したむ~さん&む~パパ、滝の茶屋駅へ移動。梅田から戻ってくる直通特急を狙います。

16:04 滝の茶屋駅ホーム東端から。新緑と塩屋の赤く縁どられた三角屋根が印象的な家をバックに姫路へ向かいます。

まあ、こんなもんでしょう。

ここである程度満足して一旦は帰ろうかと思ったのですが、再び西へ引き返し加古川橋梁へ。

17:10 名前も知らない小さな花が咲いていた加古川の堤防。赤胴車が渡って行きます。よく見ると後ろに新幹線が走っていますが、撮っている時は全然気付きませんでした。

大阪へ向かう直通特急。これで土曜日はおしまいです。

翌17日、日曜日。む~さん&む~パパ、再び参戦!
山陽電車らしい風景をいろいろと思案しましたが、今回は的形~八家間。午後ということもあり、順光になる的形トンネル西側にやって来ました。

山陽電車で多分人家を入れずに撮れる唯一の場所?と思われる、昔から有名な定番撮影地です。天気も良いし、む~パパにもうまく撮れそうです。通りかかった3000系で練習・・・。と、軽トラックで現れた方が「良い写真撮れてますか?」と声を掛けてこられました。一通りお話しをしているとカメラを取り出され・・・、同業者でしたか!というか大先輩ではないですか!

14:21 程なくやって来た赤胴車。さすがに阪神沿線にこのような風景はありません。新緑にオレンジの車体が映えます。

14:46 姫路からの折り返し列車も撮りました。にしても、肝心の赤胴車が来るときに限って日が陰り・・・。「そのほうが赤が映える」とみなさまには慰められましたが、まあ、そういうことにいたしましょう。

17:43 最後に、再び加古川へ。線路の北側も南側も、大勢のファンが名残りを惜しんでいました。

山陽電車沿線で親しまれるようになって47年になる「赤胴車」のカラーリングも、とうとう過去のものとなりました。
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【残り1編成のみ】赤胴車を追え!

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阪神電車と言えば「赤胴車とジェットカー」!なんて方はすでに40代以上の年齢層でしょうか?上半分がクリーム、下半分がオレンジのツートンカラーが山陽姫路駅でもおなじみとなって早や17年。なぜ「赤胴」と言うのでしょう?「電車の胴が赤いから」なんですが、本当は「赤胴鈴之助」から来ているっていう話です。最初の赤胴車が登場したのが1958(昭和33)年、赤胴鈴之助がラジオドラマとなったのが1957(昭和32)年ですので、時代的に合致しますね。「♪剣をとっては日本一に(中略)あ、か、ど~う、すずのすけ」ってやつです。(む~パパ、実は比較的新しい時代のアニメも見たことありません。ラジオドラマのほうは当時小学生の吉永小百合さんも出演しておられたそうです・・・。)

が、阪神電車で親しまれた「赤胴車」もリフレッシュ工事により徐々に塗り替えられ、とうとう山陽電車に乗り入れる直通特急で活躍する6両編成は、最後の1編成だけとなってしまいました。その名は「8239号」。いよいよカウントダウンです。今回はむ~パパが撮った同車の写真を公開しましょう。

山陽電車らしい風景の中で撮りたいところですが、なかなか思うようにはいかず・・・。
(2014.9.13 東二見~西二見間)

市川を渡る赤胴車。(2013.4.20 妻鹿~飾磨間)

桜と赤胴車。(2014.4.12 林崎松江海岸~藤江間)

高架線との切り替え部分を行く。(2014.4.12 西新町~林崎松江海岸間)

本当は、加古川で撮りたいんです!

粘ったのですが、結局来ませんでした・・・。(2015.2.14 尾上の松~高砂間)

見るのも乗るのも、そして撮るのも今のうちです。

どうぞ赤胴車に最後のエールを!
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