楽しいむ〜さん一家

【模型発売】山陽3050系ってどんな電車?①(3054の場合)

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【ニュース】山陽電車の鉄道模型が発売!でお知らせしましたが、山陽電車史上初めてのNゲージ完成品(マイクロエース製)が発売になると公表されて2週間。そもそも実物はどんな電車なのか、少しご紹介したいと思います。模型化されると予告されたのは3050系3054号と3072号ですが、今回は3054号について。

市川を渡る3054号(3054-3055-3532-3632)

本当のところ、3050系を語るには3000系から始めないといけないのですが、そうなると長くなるので今回は割愛!3050系は3000系のうち1972(昭和47)年以降に製造され、登場時から冷房が付いていたタイプを言います。実は現在3050系という形式は無く、3000系3050形とでもいうのが正しいと思われますが、登場時は本当に3050系と呼ばれていたこともあって鉄道ファンの間では今も「3050系」のほうが通じやすいでしょう。話がややこしくなるので、以下通称である「3050系」と呼ばせていただきます。この車両、様々な形態に分類されるのですが、今回模型化される「3054」は最初に製作された3編成をプロトタイプとしています。3000系に最も近い外観をしていますが、実は違うところもあります。よく知られているのはパンタグラフ。

3000系はひし形のものが付いています。

これに対して3050系は”下枠交差型”と呼ばれるものが付いています。ちょっとカッコ良いですね。

顔もよく似ているのですが、ちょっとだけ違います。

こちらは3000系(3次車)の顔。正面真ん中の扉を囲む幌枠が細く、枠の左右上部には幌を吊るための金具が付いています。

これに対して3050系は幌枠が太く、幌吊り金具も付いていません。

これであなたも遠くから判別できます!(誰がするかい!)

というわけで、おまけ写真。
山陽3000系は登場時クリームイエローとネイビーブルーのツートンカラーでした。この”旧塗装”を覚えておられる方もおられることでしょう。そこで・・・。

地下化工事が進む西代~板宿間の仮線を走る3050号(3050-3051-3530-3630)

む~パパ、このカラーリングで育ったもので・・・。懐かしい~!!
今回の模型が好評で、続けてこの旧塗装でも発売になれば喜ばしいのですが、みなさんはいかがでしょう?
模型のほうは、試作品が東京銀座の松屋で毎年開かれている鉄道模型ショウ会場に展示されているそうですよ!

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姫路みなと祭海上花火大会へ行ってみた。

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姫路みなと祭海上花火大会。姫路の毎年恒例行事ではありますが、む~さん一家、今年になって初めて参戦しました。せっかくなので「電車で参戦する」場合の経験談を記録しましょう。来年計画されるみなさんのために・・・。

会場へは山陽電車飾磨駅北側から無料ピストンバスが運行されています。なにせ「無料」です。おまけに貸切で観光バスタイプの車両が使用されていました。む~さん一家、神姫バスのエアロエースに乗車できましたよ!ちなみに終点は姫路みなとドーム前です。

今までの経験からして花火をちゃんとした場所で見るには、2時間前には会場に到着していることが必要です。とにかくむ~さん一家、17時過ぎには会場入りしました。2時間待つ覚悟であれば最前列を確保することができます。

花火は300m程度沖合にある台船から打ち上げられるとのこと。今どきですので仕掛けた花火をコンピュータ制御で操作するでしょうね。台船は無人のようでした。

18:30。開催1時間前の光景。まだ余裕があります。神戸や大阪の花火大会に比べればゆったり、まったりした感じです。これはゆっくり楽しめそうです。



花火大会に先立ち、海上保安庁、民間のタグボートと姫路市消防局による放水実演がありました。やはりこういうのは海水を放水しているんでしょうね。

さてさて19:45。予定より15分遅れて花火大会が始まりました。





いや、さすがに目の前で上がる花火は素晴らしいです。いろいろと解説はありましたが、
そういうことより、自分の感性を大切にしたいと思いました。

露店も出店しています。お祭り気分が盛り上がりますね!

む~さん一家、帰りはピストンバスに乗らず飾磨駅まで歩いてみました。30分以上かかりそうですね~、やはりバスに乗ったほうが良かったかな~。なにせ暑さが半端無かったですからね。自家用車の方々は渋滞に悩まされていたようですが・・・。



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なぜか同じ日に国府山城址を

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あまQさんが妻鹿駅で電車を撮影し御旅山に登っていた、その数時間後。む~さん一家が妻鹿駅に降り立ちました。本当は天気が良かったので市川で山陽電車を撮ろうと思っていたのですが、途中で曇って来るわ雨は降るわで戦意が消失していたのです。

本当は南側から国府山をバックに電車が撮れるかどうかを試したかったのですが、どうも列車全景を入れて撮るのは難しそうだ、と。曇っていたので日光を気にする必要がなくなり、山側(北側)から撮ってみましたが・・・。3000系の3078号。21年に渡って製造された3000系のうち1985(昭和60)年に製造された最終編成です。当初3両編成でデビュー、のちクロスシート化改造を受け、6両編成として特急にも使用されましたが、現在は4両編成で活躍しています。翌1986(昭和61)年からは5000系の製造に移行しています。

すっかり有名になった「黒田職隆」のお墓を経由して国府山城址への登山道の入口、荒神社へ。国府山城はご存じ黒田官兵衛が秀吉に姫路城を譲った後一族を移らせた場所。実はむ~パパ、別件で以前来たことがあるのですが、その際荒神社の清掃をしていた地元の方からは「年代的に官兵衛は忙しい時期で国府山城に住んだことはないはず。一族がいるので立ち寄ったりしたことはあったでしょうが。」と聞いていました。目薬で財を成したという話も懐疑的で「利益があったとしても膨大な数を売らねばならない。」とも。しかしながら、武士としては隠したほうが良いような目薬売りの話が伝わっている以上、何らかの形で目薬や広峰神社との関係があったんだろうな、とは思います。

妻鹿城(国府山城)址の立派な石碑。ふとそれを囲む柵に刻まれた寄進者の名前を見ると、左に「黒田長禮」の名が。すでに故人となっておられますが福岡藩最後の藩主黒田長知のお孫さんで、黒田家14代当主。鳥類学者だったとのことです。姫路との縁が現代までつながっていることに少し感動しました。

実は雨上がりに山登りするのは危険です。整備はされていますが山道であることは変わりません。きちんと晴れた日に行きましょう!頂上ではごく最近整備されたと思われる写真看板がありました。

美しい姿を現した姫路城が遠くに見えます(黄色丸印のところ)。姫路市街、眼下には市川が流れています。もう少し回り込めば御着のほうも望めることでしょう。

南側は市川河口から瀬戸内海、小豆島がよく見えます。交通の要所が効率良く監視できる戦略上のポイントだということが分かります。

ところで、下山するときにも滑って何度か転びそうになりました。ご訪問される場合は足元に十分注意してください。それにしても「官兵衛効果」でしょうか、こんな天気の日でも訪れる人をちらほら見かけました。中には「福岡」ナンバーのクルマで来られている方もいて・・・(官兵衛ゆかりの地を「地元民」として訪れているのでしょう。)。

もちろん電車で来ていただきたいんですけど!

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自衛隊練習艦の一般公開に行って来ました!(姫路港ふれあいフェスティバル)

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毎年海の日に山陽沿線で開かれるイベントと言えば「姫路港ふれあいフェスティバル」。いろんなイベントがあって楽しめますが、今回(7月21日)はむ~パパ、海上自衛隊練習艦の一般公開があるということで、行ってまいりました。

む~パパ初めて来たので、いつもどんな船が来ているのか知らないのですが、今年は練習艦「しまゆき」と「しらゆき」の2隻でした。自衛隊の装備をよく知らないのでちょっと調べてみましたが、「はつゆき型護衛艦」というものだそうで、12隻作られたうちの2隻だとか。老朽化により退役が進んでいる中、練習艦として生き残ったものなんだとか。で、「練習艦」って何?(すみません。む~パパ、何も知りません・・・。)と思うと、これが「海軍において士官教育のため、主として遠洋航海に使用される艦(Wikipedia)」とありました。なるほど~(というほど分かってはいない・・・。)

こう、何というか、普通の客船にないメカニックな外観がカッコ良いですね!工場萌えとも近い感覚かな。恐らくファンと思われる方々もカメラを手に来られていました。

「しらゆき」を後ろから見たところ。パックリ口を開けているのはヘリコプター格納庫です。
さてさて「しまゆき」のほうは乗艦できたので、そりゃ当然乗るでしょう。というか、そのために来たのですから。

甲板に付いている装備を見て回るわけなのですが、む~さん、何を思ったかスケッチ開始!ちゃんと絵が描ける道具を持参しているのはエラいと思いましたが、気が付くと何やら隊員さんとお話し中。たぶん絵を褒められたのでしょうが、何か質問でもしたのかも知れません。

で、その隊員さんにピンバッジをもらっていました。もちろん子供相手のイベントですからサービス満点なんですが、グッズをもらっちゃうとは、む~さん、なかなかやるな!

さて、姫路港を後にしたむ~さん一家、飾磨港線(正確には播但線の一部)廃線跡を歩いて姫路駅の方向に歩くことにしました。

一部は道路になったりして消えていますが、こんな感じで遊歩道化しています。そうそう、せっかく山陽電車の網干線と交差している箇所があるのですから、電車が通ったときに撮ったら良かったのですが、暑さと疲れでぼんやりしていて、そこまで気が回りませんでした。

亀山駅跡と思われる場所には駅名標。字体や形状から見て当時の物とは到底思えませんが・・・。山陽電車の亀山駅より少し西側にあります。

さらに進むと山陽電車の線路に近寄って来て、ぴたりと並走しますが、今日はここまで。もっともこれ以上進んでも線路跡はすぐ消えてしまうのですが・・・。

「軍師官兵衛」でおなじみ栗山善助ゆかりの地、栗山踏切を越えてすぐの「灘菊酒造」に立ち寄りました。ここは善助の屋敷があった場所と言います。

ふと、衝動買い。精米歩合35%の大吟醸です。これ1合なんですがお値段は何と1080円!1升1万円以上する計算。これはウマいに違いない。今日よく歩いた自分へのご褒美です。にしても、買うにはなかなか勇気が要りましたよ!お味のほうは後日レポートすることとしましょうか。

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【ニュース】山陽電車の鉄道模型が発売!

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すでに大手家電量販店のwebサイトなどで予約受付が始まっていますが、年末発売予定としてマイクロエース製山陽電車のNゲージ鉄道模型発売が予告されています。100年を超える山陽電車の歴史の中で、実は鉄道模型として店頭に並ぶのは初めてのことです。もちろん少量生産の難易度が高い組立キット形式であったり、特注で職人さんに頼んだような模型は存在しましたが、量産品で普通に模型屋さんや家電量販店の模型コーナーで手に入り、かつ買ってすぐ走らせられる完成状態の模型は今まで存在したことすらなかったのです。

しかし、そんな鉄道模型としてはマイナーな存在だった山陽電車ですが、今まで何とか手に入れる方法が無かったわけではありません。

懐かしい~、と思った方は一定以上の年齢の方でしょう。これは「グリーンマックス」というメーカーが発売している「阪神通勤車」の組み立てキットです。中身はプラモデルそのもので、そのまま組み立てれば阪神電車(当時は3801・3901形、のちの8901形)が出来ます。このキットに不思議なサービスパーツが付いていました。

それが、これ。山陽電車3000系の前面です。形状から見て3056以降の顔になるようですが、貫通扉の開き勝手が左右反対というエラーがあります。これを阪神電車の車体につなげれば山陽電車っぽくなる、というものでした。阪神電車と山陽電車は窓配置が同じなのですが、各部の寸法は異なるので、このキットから「よく似た山陽電車」を作るのは相当腕の立つ人でも難しかったようです。

改造作例。相当手を加えています。

山陽電車の模型を手に入れるには、長い間この「顔」パーツを使うしかありませんでした。そういう状態が20年以上続いていました。

その後、大阪の模型屋さん「レールクラフト阿波座」というところからオリジナルのキットが発売されましたが、高価であり一般的でなく、Bトレインショーティの事業者特注で登場した3000系や5000系は普通「鉄道模型」というカテゴリーではありませんので、やはり「山陽電車の模型はない」事実はそのままでした。

レールクラフト阿波座製山陽3000系アルミカー。完成度は高いですが誰もが気軽に手にできるものではありません。(写真提供:レールクラフト阿波座)

その中で、2008年に登場した「鉄道コレクション」では国鉄63形の私鉄払下げ車のうち車体が新しくなった小田急や東武の車両と共に、山陽700形の車体更新車(702-709)が登場しました。

これは純粋に山陽電車を模型化するというよりは、小田急や東武にくっついて出て来たものです。走らせるためには追加パーツが必要とは言え、山陽電車がNゲージサイズの量産模型になったのは、実は史上初の出来事でした。

鉄道コレクション全体の外箱。東武や小田急、国鉄と一緒のシリーズなのですが、なぜか兵庫付近の併用軌道を走る山陽電車のイラストが描かれています。

ここまでが山陽電車Nゲージ模型の歴史(?)というところです。次回は発売予定の3050系(今では山陽電車では3050系という呼び方は無く、全部3000系なのですが。)について紹介しましょう。

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