楽しいむ〜さん一家

忘れちゃいけない!山陽バスの旧塗装

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山陽バスの路線バスがおなじみ「黄色」になって今年で30周年だという話を先日しました。
以前の記事↓
https://www.blog-sanyo-railway.com/sanyo-005/2014/01/18 
では、それまではどんな塗装だったのでしょう。覚えておられる方も多いとは思いますが、今となっては山陽バスのドライバーさんの中にも知らない人がいるかも知れません。そこで、今回はかつての山陽バス塗装をご紹介します。
 
上が1329号、下が1330号。一緒に導入されたいすゞK-CQA500(川崎車体)1983年式です。白い車体に緑の模様、窓回りがクリーム色です。黄色になってしまった今となっては想像が付きませんが、これが山陽バスだったのです。当時、貸切バスも同じカラーリングでした。(写真:山陽電気鉄道)
現在も貸切バスや昼間高速バスが緑を基調とするカラーリングを採用していますが、このルーツは旧塗装にあることが分かります。


上図は1965年式の山陽バス(三菱ふそうMR480型)です。前面の不思議な模様(?)とフロントフェンダーの模様の形がなぜか箱型のボディに合っていません。ファンの間では、これがボンネットバス時代の塗装の痕跡ではないかと言われていました。

ところが、ボンネットバス時代はこれとも違う塗装だったのです。


垂水駅におけるいすゞボンネットバス。(写真:山陽電気鉄道)
緑色であるという話、濃いところは現在の貸切バスと同じ緑であるという話は分かりましたが、カラー写真はなく、薄い部分が何色なのか長い間謎とされてきました。が、最近刊行されたバスの写真集にこのバスのカラー写真が掲載されているのを発見し、とうとう山陽バスの旧塗装が判明したのです。この写真集からの転載許可を得ていないのでイメージ図を描いてみました。


ボンネット時代の山陽バスはこんなカラーリングだったはずです。かなりレトロな感じですね~。でも今のバスに塗ってみれば意外に新鮮かも。山陽バスさん、いかがですか~?

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忘れちゃいけない!山陽バスの旧塗装” への6件のコメント

  1. 時折拝見させて頂いております。
    以前載せられておられた、旧塗装ボンネットバスのイラストを参考に、アリイ製プラモデルをベースに製作しようと思っております。
    記事に書かれていた写真集を探しておりますが、書店で入手できるものなのでしょうか?
    タイトルや出版元など教えて頂けないでしょうか…?

    • bjfw1294さま コメントありがとうございます。写真集の件ですね。ネコ・パブリッシング「思い出色のバス 1950-1960」(2006年12月初版発行)です。山陽のボンネットバスがカラーで写っているのは、私の知る限りこの写真集だけです。Amazonでもまだ入手可能なようです。

  2. 情報ありがとうございます。
    早速、Amazonで注文致しました。
    たまたま、もとLS製アリイのボンネットバスシリーズが再販され、偶然にも東農鉄道Verが窓の違いはあるもののタイプが合致、色もよく似ておりまして、これをベースに製作致します。
    上高丸在住で、微かな記憶をも辿りつつ、そちらのイラストも大いに参考にさせて頂きます。
    もうひとつのイラスト、ふそうの車両は来ると嬉しかったものです…。

    • bjfw1294さま そうですね、あのシリーズで2灯のものは東濃鉄道のものと、アリイになってから東海バスも出たんでしたっけ。東海のは扉位置が前の分ですよね。良い作品になること、期待しております。ふそうのバスですが、現在では普通におりますが当時は6606のみで、また川崎製のボディでした。シンクロミッションではなかったので運転が難しかった反面、上手くなればいすゞより良い走りだったと当時運転していた方がおっしゃられてました。

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