せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

離宮道を歩いて(前編)

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山の木々も染まりゆく頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

月見山駅

山陽電車で着いたのは月見山駅。秋が深まり、影が長くなってきましたね。

須磨浦の山々

駅から西へ向かうと、須磨浦の山々を遠くに眺めることができました。
西日本豪雨で崩れた山肌が今も痛々しいですね。

離宮道

南北に通る松並木の美しい道に行き当たりました。こちらは離宮道です。

浄土真宗本願寺派第22世法主をつとめた大谷光瑞の別邸を宮内庁が買い取り、武庫離宮(須磨離宮)として整備したのは大正3(1914)年のことで、この離宮道は天皇の離宮への行幸のために整備された道でした。並行する道は数多くありますが、この離宮道の沿道にはクロマツが植えられていて、他の道とは違った趣です。

松風村雨堂

離宮道に面して、小さなお堂がありました。こちらは村雨松風堂です。平安時代、在原行平を慕っていた松風・村雨姉妹が建てた庵があった場所だと伝わっています。

街中に須磨の深い歴史を感じさせるスポットの離宮道界隈。次回はもう少し歩いてみたいと思います。

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