せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

市街地の城跡・花隈城を訪ねて(前編)

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夏真っ盛りのこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

花隈駅

暑い太陽の下、降り立ったのは神戸高速線の花隈駅

花隈城

駅のすぐそばに聳える石垣は花隈城跡です。
ただし、この石垣は城を模して現代に再現されたもので、本来の花隈城とは異なるものです。

花隈城は戦国時代の永禄10(1567)年に戦国武将・荒木村重織田信長の命でわずか一年で築いた城とされています。この築城時期には諸説があるようですが、当初は急ごしらえの城ではあったようで、後の天正2(1574)年にやはり荒木村重の手によって大改築がおこなわれました。改築後の城郭は今の花隈町一体に広がっていたとされ、この城跡の石垣とは比べ物にならないくらいの規模を持っていました。

花隈公園

石垣の上には公園が広がっています。公園の中には城跡を示す石のプレートがありました。

天守台?

公園の中には一段高くなっている場所がありました。まるで天守台か、櫓でも設けるのかという空間ですが、実際の花隈城の天守はこのずっと西側にあったと言われていて、あくまでそれらしい演出をする施設に過ぎません。

神戸の街並み

天守台のような場所からは神戸の街並みを望むことができました。現代ではビルが建ち並んでいますが、かつてはここから海を眺めることができたのでしょう。地図から想像すると、当時から重要な港だった兵庫もここから眺められたのかもしれません。

市街地の中に残る城跡。次回はもう少し歩いてみたいと思います。

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