せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

鶴林寺を訪ねて(中編)

投稿日:



こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
前回に続いて、加古川を歩いてみたいと思います。

鶴林寺仁王門

高砂線
の線路の跡にできた道路を歩いていると、こんもりとした森が見えてきました。
こちらは鶴林寺です。寺の前まで歩くと、巨大な仁王門が迎えてくれました。

鶴林寺の境内

木々の緑が眩しいくらいの鶴林寺の境内を歩いていきます。

鶴林寺本堂

境内を歩くと、本堂にたどり着きました。歴史ある古刹だけあって、大きく風格のある本堂です。

鶴林寺は崇峻天皇2(589)年の創建と伝わる古刹です。創建時期は伝承で本当のところはわかっていないそうですが、この地に隠れていた僧・恵便のもとへ教えをこうために聖徳太子が訪ね、その際に「刀田山四天王聖霊院」と呼ばれる寺院を建立したのが始まりと言われています。現在の「鶴林寺」という寺号になったのは平安時代の天永3(1112)年のことで、当時の鳥羽天皇から勅額を受けたことによります。本当のところは結局わからないのですが、仏像や堂宇から調べると、少なくとも平安時代の初めにはこの地に寺院があったのではないかと考えられています。

菩提樹

訪れたときには、本堂の前で菩提樹が花を咲かせていました。
菩提樹の花の見ごろは6月で、もう花は終わっていることでしょうが、大変な世の中を癒してくれているような優しい花でした。

加古川に佇む古刹・鶴林寺、次回はもう少し歩いてみたいと思います。

ランキングに参加しています。
お出かけ前にクリックをお願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。