せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

御影・平野城を訪ねて(前編)

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真夏の太陽が照りつけると思うと、台風がやってくるこの頃、いかがおすごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

阪急御影駅

阪急電車で到着したのは御影駅です。

御影の街並み

駅の山手には住宅地が広がります。御影といえば、言わずと知れた関西屈指の高級住宅地で、六甲山を背景にゆったりと住宅が建ち並ぶ景色を眺めていると、確かに住みたくなる街だと思います。

平野城跡

駅前に「御影城址」と書かれた石碑がありました。こちらは御影城とも呼ばれた平野城の跡です。

平野城が築かれたのは南北朝時代の正平元(南朝)/貞和2(北朝)(1346)年のことで、平野忠勝なる赤松氏の家臣によって築かれたと言われています。北側の六甲山地、西を流れる石屋川の支流の新田川に囲まれた強固な守りをもつ城であったと言われているのですが、今では何の痕跡もなく、この地に城があったことも信じられません。

深田池

御影駅のすぐ北側には畔の松の木が美しい池がありました。こちらは深田池です。
もともとは農業用のため池でしたが、この地に城があった頃は城の防衛設備の一つとしても機能していたとされています。
今では池の周囲は公園として整備されていて、釣りをしている方もちらほら見かけました。

次回はもう少し、高級住宅地の中に眠る城跡を巡ってみたいと思います。

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