せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

淀川右岸の町・福と大野を訪ねて(前編)

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葉桜となり、早くも初夏の気配を感じるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

福駅

今回訪れたのは阪神なんば線の福駅
縁起の良さそうな駅名で、既に歴史のにおいを感じますね。

福村への入口

駅から国道を渡り、住宅地に入ると分かれ道が現れました。こちらが今は福町と呼ばれている福村への入口です。

福住吉神社

分かれ道を右に進むと、神社が現れました。こちらは福住吉神社です。建て込んだ住宅地の中にありますが、境内は意外と広々としています。

福町はこの辺りでよくあるように江戸時代の新田開発によって生まれた村です。村の北西を淀川の分流の大野川が流れていて、その下流に漁港があったために漁業でも非常に栄えたといわれています。この福住吉神社はそんな福の漁業の航海の安全と豊漁を願って、江戸時代の明暦2(1656)年に建立されたとのこと。

福町の街並み

周りを川に囲まれた地形ながら、この福町は水害に遭うことがあまりなかったそうで、今でも細い路地が入り組んだ昔ながらの街並みが残されています。

次回は福町を歩いて淀川の港を目指してみたいと思います。

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