せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

谷八木・大窪を歩く(前編)

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寒さの中に春の気配を感じるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。 こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

中八木駅

山陽電車で到着したのは小雨の降る中八木駅

谷八木川

中八木駅から歩いてほどなく、谷八木川に差し掛かりました。道路の拡幅工事と山陽電車の橋の架け替え工事を行なっているために何だかごちゃごちゃした様子です。

谷八木川の流れ

谷八木川に沿って遡っていくと、のどかな景色が広がります。

大久保町住吉神社

谷八木川を左岸に渡ると神社がありました。こちらは大久保町住吉神社(おおくぼまちすみよしじんじゃ)です。この辺りで住吉神社と言えば魚住の住吉神社が思い浮かんでしまいますが、こちらは大久保町周辺に氏子を持つ神社です。小さな神社ですが、安土桃山時代の天正16(1588)年の創建という由緒ある神社です。

大久保宿

大久保町住吉神社からJRの線路を渡ると、趣のある街並みの地区に差し掛かりました。この辺りは大久保宿という山陽道の宿場町でした。板塀の民家がかつての本陣と言われています。大久保宿は山陽道のこの付近では大きな宿場町で、江戸時代には本陣と脇本陣があり、たくさんの旅籠が建ち並んで非常に賑わったといわれています。現在は静かな住宅地となってしまいましたが、道の雰囲気が当時を偲ぶことができますね。

明治天皇大久保御小休所建物

旧街道の道を歩いていくと、古い洋館が見えてきました。洋館の前には「明治天皇大久保御小休所建物」の石碑があります。この洋館が「明治天皇大久保御小休所建物」なのかというところですが、この建物は大正7(1918)年頃に大久保本陣を営んだ安藤家が建てたもので、この洋館の敷地内に明治18(1885)年、明治天皇が西国巡幸をされた際に休憩された建物があるとのことです。

旧街道を歩いていくと、大久保駅前のマンション群が近づいてきました。谷八木川からは離れてしまいますが、もう少しこの辺りを歩いてみたいと思います。

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