せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

須磨・大手を歩く(前編)

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寒さが厳しくなり、年末が近づいてきたことを感じさせるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

東須磨駅

山陽電車で到着したのは東須磨駅
特急が停まる板宿と月見山に挟まれたあまり目立たない駅ですが、山陽電車の車庫がありちょっとした拠点となっています。

妙法寺川公園

駅から浜側に向かって歩くと、妙法寺川のほとりに出ました。川沿いには桜の木が並んでいて、春はとてもいい景色なのですが、真冬の今はちょっと寂しげです。遠く、六甲山地の山々は薄っすら雪化粧をしていました。

證誠神社

妙法寺川沿いに歩いていると鳥居が見えてきました。こちらは「大手の権現さん」こと證誠神社です。

證誠神社の歴史は古く、平安時代の創建と伝わっています。永延元(987)年に熊野権現を勧請してこの周辺の五ヶ村(大手・東須磨・板宿・野田・駒ヶ林)の総鎮守としてまつられたとのこと。現在の場所に遷ったのは平安時代の寿永元(1182)年のこと。江戸時代には「須磨聖霊大権現」とも呼ばれていたとのことで、現在の證誠神社と呼ばれるようになったのは明治に入ってからです。

證誠神社の境内

歴史の古い神社ですが、境内は小ぢんまりとして落ち着いた雰囲気です。この神社は周辺の総鎮守としてだけでなく、山手にある勝福寺の地主神としての役割もあったそうです。

次回は山手へと歩いてみたいと思います。

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