せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

西九条を歩いて(前編)

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急に肌寒くなり、秋の深まりを感じるこのごろ、いかがお過ごしでしょうか。 こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

西九条駅

今回のスタートは阪神なんば線の西九条駅

路地を行く

阪神電車と大阪環状線の乗り換え客で賑わう東側に背を向けて、西側の路地に分け入ることにします。

火伏地蔵尊

阪神電車の高架の傍に小さなお堂がありました。こちらは「火伏地蔵尊」です。

この小さなお地蔵さんは延宝年間に行われた新川(後の安治川)の改修の際に掘り出されたもので、その後、木場運河の開削や阪神西大阪線(現在の阪神なんば線)の建設などで移転し、現在の位置に落ち着くまで実に八回も場所が変わったそうです。現在は安治川と正蓮寺川に挟まれた地形の西九条ですが、淀川下流域によくあるようにこの辺りにはかつてたくさんの支流があり、川が大坂や京への物流の大動脈にもなっていたために流路の変更や運河の開削などがたびたび行なわれてきました。このお地蔵さんはそれを象徴する存在ともいえるのでしょうか。

西九条の街並み

火伏地蔵尊から街中を歩くと、住宅地と飲食店街が混じりあったような景色が続きます。

次回はもう少し西九条の街を歩いてみたいと思います。

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