夏本番も間近なこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
伊保駅
山陽電車で到着したのは伊保駅。高砂市役所の最寄り駅ですが、山陽電車らしいのんびりとした雰囲気です。
伊保港町の街並み
駅の周りは伊保港町という地名です。駅の北側には港の雰囲気はあまりありませんが、住宅や商店が建ち並び、少し賑やかな雰囲気です。
法華山谷川
住宅地を抜けると川沿いに出ました。こちらの川は法華山谷川です。ちょうど直通特急が通過していきました。現在の伊保の港はこの鉄橋の向こう側の法華山谷川の河口付近に広がっています。
現在の伊保港は東播磨港の一部となっていて、沿岸部には工場や発電所が建ち並んでいます。狭い意味での伊保は漁港となっていますが、かつては法華山谷川と洗川が合流する地域にあり、古くから港として栄えていました。ただし、港の中心は今の伊保より少し上流の今市地区にあったと言われています。
荒井地区
法華山谷川を渡り、荒井地区へ入ります。荒井といえば、海側の工業地帯が知られ、山陽電車も通勤時間帯は直通特急が停車する「工業の街」のイメージがありますが、線路の北側は住宅が建ち並ぶ景色が広がっています。湾曲した道路は古い道の匂いがします。
観音寺
路地の奥に立派な山門を見つけました。こちらは観音寺という寺院です。
次回はこの観音寺からさらに荒井地区を歩いてみたいと思います。
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