せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

異人館の街・北野地区を歩く(前編)

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初秋の頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

新神戸駅

今回スタートしたのは秋雨の新神戸駅。

坂道を歩く

山裾にある新神戸駅から歩くと早速坂道が。街中とはいえ、神戸で坂道は避けられません。雨で暗いのですが、坂道の途中にはチャペルがあったりして観光ガイドに出てくるような神戸の雰囲気を感じられます。

北野浄水構場碑

坂道の途中に「北野浄水構場」と書かれた石碑がありました。こちらはこの地にあった北野浄水場の跡を示す石碑です。

神戸に近代水道が生まれ、給水を開始したのは明治33(1900)年のこと。六甲山地の貯水池や神戸市北区・三田市・宝塚市に跨る千刈貯水池から神戸市街へ水を供給するもので、神戸の人口増とともに拡張が繰り返され、現在も一部は水道として機能しています。北野浄水場はこの神戸水道の一環として、神戸市街の山手の地区への給水を行なうために設けられました。平成15(2003)年には兵庫区の奥平野浄水場との統合で廃止され、跡地は神戸の街を見下ろす結婚式場となっています。石碑の横の黒いドラム缶のようなものは明治時代に敷設された水道管だそうで、こちらも平成21(2009)年まで現役の水道管として使われていたそうです。

北野町

坂道を登りつめると北野町に出ました。
異人館が建ち並ぶ景色は観光地としての神戸らしい景色。神戸に住んでいると逆になかなか訪れる機会がなく、ちょっと新鮮な気分になってしまいます。

次回は異人館の街を歩いてみたいと思います。

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