せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

姫路・男山界隈を歩く(前編)

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厳寒の候、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

姫路城

今回訪れたのは姫路
姫路城三の丸広場に来てみれば、素屋根が解体され、工事設備も粗方撤去された姫路城天守閣が美しい姿を現しています。
天守閣の公開再開はもう間もなく、今年3月の予定です。

千姫の小径

今回は姫路城ではなく、お城の北西にある男山に向かうことに。
好古園の前を過ぎ、中堀と船場川の間を通る「千姫の小径」と呼ばれる遊歩道を歩いていくことにします。ここは姫路城のお堀を歩いた時にも訪れたところですね。土の遊歩道は気持ちいいのですが、今の季節はちょっと寒いです。

清水橋

「千姫の小径」を歩いて、清水橋に到着しました。ここから城内を出て街中を歩いてみたいと思います。

小利木町界隈

歩いてみたのは小利木町と呼ばれる界隈。
新しい住宅や駐車場が目立つのですが、所々に城下町の趣を残す建物があります。

姫路の城下町は、まず姫路城のある姫山の南側、現在の姫路の中心市街の地区や東部に向かって発展しました。 今、歩いている姫路城の西側が城下町として整備されたのは江戸時代の本多忠政が姫路城主だった頃、1610年代後半に船場川が荷運び用の水路として整備されてからでした。船場川を行きかう高瀬舟の船着き場ができ、海産物や塩、炭、材木といった商品が取り扱われるようになり、数々の市場が生まれたこの界隈は商品経済の中心として発展しました。今は静かな住宅地となっていますが、小利木町の南側には「材木町」といういかにもな地名も残されています。

山野井町界隈

姫路文学館の近くにも細い路地の街並みが続きます。
周辺には「鷹匠町」という地名もあり、職人の街という面もあったのかもしれません。
街並みの向こうに目指すこんもりとした山が見えてきました。目指す男山に違いありません。

次回は男山に上ってみたいと思います。

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