せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

舞子公園の移情閣をたずねて

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こんにちは。玄蕃允です。

突然ですが、山陽電車公認3ブログ「たいたいの太鼓判」「スマホ片手にまちぶらり」そして「せっつ・はりま歴史さんぽ」が協力して、9月9日~23日まで「垂水ウィーク」を開催したいと思います。

垂水のグルメ・歴史・街並みをこれでもかと押していきたいと思っていますので、ぜひブログを見て、垂水に足を運んでくださいね。

 

山陽沿線歴史部ではすでにフライング気味ですが、垂水の歴史を追っていきます。

ということで、明石海峡大橋の袂、舞子公園に重要文化財の建物があり、行ってきました。

移情閣(孫文記念館)です。



8角3階建ての美しい建物です。1915年に建築され、コンクリートブロックを用いた建造物では最初期の建物でもあり、当時の構造や技術を伝える遺構としても重要です。

神戸で活躍した中国人実業家・呉錦堂の別荘「松海荘」を前身としています。

明石海峡大橋と移情閣


明石海峡大橋がバックに映えますね。

内部は中国の革命家・孫文を顕彰する日本唯一の博物館となっています。

民主主義を掲げ、清王朝を倒し、中華民国を建国した孫文ですが、神戸と深い関わりがあります。

中華民国を建国したものの、実権は袁世凱に移り、袁世凱に対する第2革命を起こした孫文でしたが、革命は失敗に終わり、日本に亡命します。その際、川崎重工業の松方幸次郎に神戸にかくまわれる等、何度も神戸を訪れました。

そんな孫文に関する資料が所せましと並んでいます。

また内装の美しさにも目を奪われます。

 

移情閣のすぐそばには「旧武藤山治邸」もあります。



武藤山治ですが、鐘紡の中興の祖と呼ばれた人物で、衆議院議員としても活躍します。

この建物は明治40年に建築されましたが、国会議事堂や首相官邸などを手掛けた大熊喜邦の設計によるものだそうです。

「移情閣」も「旧武藤山治邸」も舞子の浜に上手く調和していますね。

美しい舞子公園を拠点に垂水の街並みをぜひ散策してください。

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