せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

三ツ山大祭に行ってきました(前編)

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春風駘蕩の候、皆様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

山陽沿線歴史部の内膳正です。

そろそろ山陽沿線各所で桜が見ごろですが、一方で、姫路では昨日3月31日から播磨国総社三ツ山大祭がついに始まりました。私も昨日早速見に行ってきました。

白浜海岸
始まりは、早朝、山陽電車の白浜の宮駅にほど近い白浜海岸
天気が少々悪く、寒々とした播磨灘が広がっています。水平線にぽつんと上島が見えますが、家島諸島は霞んで見えませんでした。
朝八時、祭の開始にあたって海に入って海に入り身を清める「潮かきの儀」が始まります。

潮かきの儀

国家の安泰を祈願する祝詞をあげ、お祓いをした後、褌姿の神職たちは鉛色の播磨灘へ…。
三月末とはいえ、風は冷たく、なかなかハードですね。
儀式自体はすぐに終わったので、私は白浜の宮駅に戻り、山陽電車で姫路へ向かいました。

人の少ないうちに置山を見学しておこうと思ったのですが、既に姫路の街中は結構な人出でした。流石、街を挙げてのお祭りだけあります。

完成した置山

先日の記事二色山五色山が完成した状態をご紹介しましたが、今日は小袖山まで完成していて、三山がそろっていました。手前から、小袖山五色山二色山です。山の上にはそれぞれ山上殿が設けられていて、毎日、この置山の上で神事が執り行われます。高さ18メートルあるといい、結構な高さで迫力がありました。各山については以前の記事で紹介しています。

門上殿

総社神門
の上には総社の祭神の射楯大神兵主大神が本殿から移って置山の神々を迎える門上殿も設けられていました。置山の方ばかりが目立ってしまっているのですが、この門上殿も祭礼の中では山上殿と同じくらい重要な存在です。

しあわせさん守り

社務所にはこんなお守りが。
三ツ山大祭に会えばそれだけで八難九厄を免れると言われているので、それを記念したお守りとは相当な効果がありそうですね。記念にもなりますので、一つ買ってきました。

二十年に一度の三ツ山大祭、まだまだ見どころはあるのですが、玄蕃允にバトンタッチして後編へ続きます。

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