せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

駅から3分!綱敷天満宮で観梅

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今週はかなり暖かくなりましたね。もうすぐ桜のシーズンですが、その前に梅を見に行きたくなったS係長改め左馬頭(さまのかみ)です。



今日は須磨寺駅からスタート


目的地は綱敷天満宮(つなしきてんまんぐう)、踏切を渡り約3分で見えてきました。ほんとに駅から近いですね。

綱敷天満宮(正面から)


道真公がサーフィン?

何やら不思議な看板が。この看板の意味については後ほど。

境内に入ると、梅が見ごろです。


ぽかぽか陽気の中、ほのかに梅の香りが…。


まだつぼみの梅もありました。

色々な品種が植えられているようです。

~ここでちょっと道真公の復習を
菅原道真(すがわらのみちざね:845~903年)
学問の神様、天神さんとして有名な道真ですが、学者の家に生まれます。時の天皇に重用され朝廷内で改革を推進し、中級貴族としては異例の政権NO.2“右大臣”まで昇進するのですが、大貴族である藤原氏と対立し讒言の結果、大宰府へ左遷され失意のうちに亡くなります。~

ところでなぜ道真を天神さまと呼ぶのでしょうか。道真の死後、都では雷など天変地異が相次ぎ、道真の怨霊が原因といわれたそうです。そこで、雷の神様(天神)を道真に重ねて天神さまとなったようです。

大宰府への下向にあたり、道真がたどった行程は、平安京から淀川を下り渡辺津(わたなべのつ、大阪市)へ。その後、海路をとり途中、須磨の地にも立寄ったそうです。このルートについても一部陸路があったなど、諸説あるようですが。

綱敷(つなしき)のルーツがこちら

ここを訪れた道真に、地元須磨の漁師たちが綱を渦巻き状に巻いてお座りいただいたそうです。こういった伝説が各地に点在する天満宮にもあるのでしょうね。

その他、神社の境内には、こんなものも…

なすのこしかけ

ナス」は「成す」に通じていることから物事が成就するということで縁起がいいそうです。そういえば、初夢に見るものとして「一富士、二鷹、三茄子」と言いますね。腰掛はここのオリジナルなのでしょうか。

見て楽しむ“しかけ”が多くあります。普通の神社ではあまりないですよね。

そして、気になったこれですが…

波乗り祈願

なるほど。国道2号線を挟んで神社南側は須磨海岸。サーファーで賑わいます。「時代の
荒波に乗り1人でも多くの方が幸せになることを祈願している」とのこと。うまいなぁ。幼少の頃の道真公がモデルだそうです。

思うつぼかもしれませんが、買ってしまいました。波乗りストラップ800円也。

須磨寺駅から3分の綱敷天満宮、梅はまさに見ごろです。須磨寺方面と組み合わせてまわってみるのもいいかもしれません。

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